

「保育内容総論Ⅱ エプロンシアタ―の模擬保育」
2024.07.10
模擬保育とは、学生が保育者役と子ども役に分かれて保育実技を実践的に学ぶための方法の一つです。幼保コースでは、1年生後期の絵本の読み聞かせから始まり、少しずつ内容を高度化させて学びを深めていきます。
4年生は、教材作成に手間と時間がかかる「エプロンシアタ―」を使った模擬保育を行います。
キルティング加工の布を裁断し、自分たちが好きな絵本を脚本に構成し直し、フェルトで登場する動物などを手縫いで作り上げていきます。いつでも、どこでもできるエプロンシアタ―は子ども達から大人気です。卒業生からも「10年以上愛用しています」と高い評価を得ているエプロンシアタ―。それぞれが思いを込めて作成し、模擬保育を行いました。
絵本の読み聞かせよりも大きな表現力と動きが求められますので、たくさんの練習を重ねていることが伝わってきました。
一人一人がオリジナル作品を作って、模擬保育に臨みました。
エプロンシアタ―(写真:童謡「とんでいったバナナ」)と一緒に保育の指導案も作成します。エプロンシアタ―を見ることで子ども達にどのような育ちを促したいのかも明解にしていきます。
子ども役の学生も夢中になってエプロンシアタ―を見ています。
さて、7月と8月のオープンキャンパスでは、学生による模擬保育を参加体験できる企画を準備中です。来場してくださった高校生の皆様が子ども役になって参加できます。少人数で丁寧に取組むのが幼保コース・模擬保育の特徴の一つなので参加者人数は先着30名です。ですが、少しでも多くの方に参加いていただきたいので、2回実施する予定です。(当日は整理券を配布予定)
ぜひ、安田女子大学教育学部の学生の気分を「エプロンシアタ―の模擬保育体験」で味わってみてください。
文責 西川ひろ子