

広島大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。博士(教育学)。専門は、応用言語学、特に第二言語習得研究において統計学を駆使した実験調査に関心が高い。また、ICT応用の英語教育にも取り組んでいる。最近は、ワーキングメモリ理論の英語教育への応用について調査研究を行っている。
第二言語習得研究及びICT活用による英語教育
人はどのようにして外国語を習得するかについて研究しています。外国語の習得において、個人差(年齢など)、学習環境、学習方略および動機づけなどの要因がどのように言語発達に影響を及ぼすかを、様々な実験モデルによって調査を行い、それを統計的手法を用いて分析することを得意としています。また、近年、コンピュータとネットワークの発達により、様々な形態のICT応用外国語教育が開発されていますが、それらをできるだけ活用して英語の基礎学力を効率的に定着させる教材と授業技術の開発に取り組んでいます。
米国イリノイ州立南イリノイ大学言語学科(修士)。同大学教育学部カリキュラム・インストラクション・メディア学科博士課程修了(Ph.D.)。異文化コミュニケーション教育のパラダイム構築を研究テーマとする。特に、文化の普遍的な問題(ヒーロー、正義の在り方、幸福な社会)に対処できる異文化教育の可能性の検証を研究している。
異文化コミュニケーション教育・異文化理解・カルチュラル・スタディズ
「異なるカテゴリーに属する者との日常のコミュニケーション全てを包括する」広義の意味での「異文化コミュニケーション」の理論を一緒に学びます。文化の普遍的な問題性も考察します。そのために、「異文化コミュニケーション」や「異文化理解」の授業では、現在起こっている世界や日本での出来事について多様なメディアを基にして考えていくことになります。新聞、小説、広告、漫画・アニメ、歌、映画、テレビ番組といったメディアを使って、社会で話題になっている事柄が、どのように互いに結びつき、私達の生きる社会を反映しているのかを考察できる力と、そこから世界の人々が直面する問題と自分の関わり方までを考えていく力をつけていきます。
Monash University (Australia) 人文学部、日本語学科、翻・通訳修士卒業。来日後大学や短大で教える傍ら長野県内外において多彩な分野で翻訳や通訳を手掛ける。現在その経験を次世代に伝える指導と児童文学翻訳に取り組んでいます。
日英通訳・翻訳・英語教育学
現代の日本社会では地域における通訳(Liaison Interpreting)や複数の分野での翻訳のニーズが高まっています。それに対応する人材を育てることが欠かせません。実例や経験から適切な学び方、訓練、または練習をいかに学生に伝え、身につけさせることを考えます。また道具として用いられる辞書、ウェブサイト等を効率よく使うことも課題として追及しています。さらに研究として日本の児童文学作品の翻訳に取り組んでいます。
米国コーネル大学にて学士号取得後、北海道大学と京都大学の大学院で学び博士号を取得。文学や文化論など幅広く研究。日本近現代文学と近代英米文学などを中心とした研究が中心であるが、情報学系の研究に携わるなど、幅広いテクストの分析を、分野にとらわれることなく、様々な方法で行っている。
日本近現代文学、英米文学、比較文学、日本文化、比較文化
文学研究とは、とてもざっくり解説しますと、主に文学作品を様々な方法で読み解く研究です。自らの立っている場にまず意識を向け、その上で作品の何をどのように分析するのかを自覚することから始めます。文学を読み、批評するために、まずはその世界を感じ取る必要があります。さらに、それを他者に伝えるためには、感じ取った内容を改めて言語化し直して表現する必要があります。そのノウハウを主に学びます。また近年では、このような分析方法は、狭義の文学テクストにとどまらず、映画や文化などの解釈にも広げられています。
英国ウォーリック国立大学大学院応用数学専攻修士課程修了。英国シェフィールド国立大学大学院日本研究専攻修士課程修了。英国リヴァプール国立大学大学院大学教育研究専攻博士課程前期修了(通訳・翻訳教育中心)。日英・英日のプロ(ISO認証)翻訳(学術論文、金融・会計、特許、字幕分野等)と逐次・同時通訳(ロイター通信、AP通信、共同記者団、テレビ朝日、米国NBC放送、カナダCBC放送等)の経験に基づいて、通訳者・翻訳者養成関連研究を行っている。
日英・英日通訳・翻訳教育学
専門は通訳・翻訳教育学ですので、自らの研究を応用し、社会のニーズに応じて英語力や通訳・翻訳業務に必要な資質を身に付けた人材の養成に力を尽くしたいです。特に、何に焦点を当てて学生がより良い通訳・翻訳を目指すか、クラスメートの通訳・翻訳をより効果的に批評するか、またその批評に妥当性はあるかを明らかにすることを研究の目的としています。今取り組んでいる課題は、本学科の通訳専攻の(1)学生の英語習熟度の差、(2)授業で使用する教材(文学等)の難易度、(3)授業中での通訳・翻訳チーム構成(人数、役割分担等)、(4)授業外でのe-learning課題量・内容・難易度が具体的にどう通訳・翻訳学習活動に影響するかを明らかにすることです。
アイルランド国立大学ユニヴァーシティ・カレッジ・ダブリン修士課程修了。MA(Anglo-Irish Literature and Drama)。広島大学大学院文学研究科博士課程後期修了。博士(文学)。大英帝国と植民地アイルランドの関係性が、アイルランド文学にどのように表象されているかを研究している。
英文学・アイルランド文学
ポストコロニアル文学理論の立場から、イギリスやアイルランドの現代小説を、その歴史的・社会的・文化的背景と関連させて研究しています。そうすることで、表面的には主人公の私的な物語と読める小説にも、イギリスとアイルランドの国家間の政治的な物語が隠れていることが判明します。それは、学術的にとてもスリリングな読解です。
授業では、学生のみなさんにもこの「隠れた物語」に気付いてもらうために、文学作品を読みこなす英語力を高め、語りや象徴性といったいわゆる「文学的技法」や、イギリス・アイルランドの文化的背景に関する理解を深めていきます。
ニューヨーク州立大学ビンガムトン校大学院修了。博士(比較文学)。19世紀・20世紀のアメリカ文学、なかでも19世紀の米作家、ハーマン・メルヴィル(『白鯨』で有名)を研究する。現在、日米両国のメルヴィル協会において編集委員を務めている。
19世紀・20世紀のアメリカ文学・日米の比較文化
米文学、米国の社会・文化、および英語技能を養成する作文・ライティングの授業を担当しています。「ライティング」の授業では、学生達は、英語のエッセイの構造とアカデミック・ライティングのルールを学びます。「アメリカの社会と文化」の授業では、学生達は、現代米国の生活、その背景にある歴史を学び、米国での留学生活への準備を行います。「米文学」の授業では、米国の優れた文学作品と作家について教授することによって、学生達には,英語で米文学を学ぶというスタディ・スキルを教えています。ゼミでは、学生たちは多文化米文学や米国ポピュラー音楽について学びます。
広島大学教育学部教科教育学科英語教育学専修卒業。国際基督教大学大学院にて社会言語学を専攻。修士(教育学)、博士(学術)。在学中に、機能文法の第一人者であるハリデー博士、ハッサン博士の講義を受けたことをきっかけにテクスト分析の道へ。選択体系機能文法理論とその応用、特に言語のコンテクスト依存性について研究している。
選択体系機能文法、英語学、英語と日本語の比較研究
「実用英文法」「英語学概論」「社会言語学」などの授業を担当しています。「実用英文法」では、高校までに学んできた英文法を英語学の視点から捉え直すことで、表現と意味の関係について新たな知見を得られるようにします。「英語学」では、英語の歴史、音声、語形成、文構造、伝達される意味などを扱います。多角的な視点から英語という言語を捉えることで、英語がどのような特徴を持つ言語なのかを学びます。「社会言語学」では、言葉遣いのバリエーションについて考えます。これらの言葉の研究を通して、人間の複雑なコミュニケーション行動に関心を持ってもらえればと思います。
本学英文科を卒業後、アメリカ留学。卒業後、約23年間、北米自動車会社のデザイン部門でカラー&トリムデザイナーとして数多くの車種開発に携わる。国際ビジネス経験を活かした授業作りに取り組んでいる。
実践ビジネス英語教育研究
多様化するグローバルビジネス環境の中、学生達が個性の重要性に目覚め、ビジョンを持ち、グローバルビジネスで堂々とコミュニケーションが取れる様に、プロフェッショナルな姿勢や対応能力を磨き、且つ実践ビジネス英語力と発信力を強化する事を目指しています。
広島大学大学院教育学研究科教科教育学専攻博士課程前期修了(教育学修士)。英語の動詞の習得を中心とした第二言語習得理論を専門とする。最近では、留学の前後における英語能力や動機づけの変化の調査、ならびに効果的な留学プログラムの開発等に取り組んでいる。本学では英語科教員養成の授業を中心に担当している。
英語教育学、第二言語習得研究、留学の効果に関する研究
専門は英語教育学で、本学科の英語科教員養成に関わっています。研究面では言語習得理論に興味があります。ほとんどの日本人は英語学習で苦労していますが、我々はどのようなプロセスで外国語である英語を習得していくのか、何がどのような理由で学習の障害になるのか、それを克服するためにはどのように学習・教育していけばよいのかということを考えていきます。最近では、留学によって英語力のどの部分がどのように伸びるのか、学習動機や異文化間能力はどのように変化するのか、そして、どのような留学プログラムがより効果的なのかについての研究を始めました。本学科のSTAYSへの具体的な応用も目指しています。
広島大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得退学。博士(文学)。第二次世界大戦後のアメリカで出版された青少年向けSF小説と、アメリカ社会の関係性について研究している。
アメリカと日本のSF小説・SF映画・アニメ・マンガ・ゲームの研究
「英米小説講読」「児童文学」「英検・TOEIC演習」などの授業を担当しています。「英米小説講読」では、2、3ページで完結する英語の超短編小説を読み、その中で描かれている恋愛・親子関係・移民問題・社会階級について議論します。「児童文学」では、私達がよく知っているおとぎ話を英語で読み、その物語に隠されたゾッとする意味や、執筆された当時の社会背景との関係性について考えます。「英検・TOEIC演習」では、一気に得点アップするためのさまざまなテクニックを習得します。