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「大崎上島町に学ぶ セカンド」学科別セミナー奮闘記⑬

2017.02.21

  • 学生活動

大崎上島に学ぶ2日目は、森ルイさんを訪ねた。私は昨年に引き続き2度目の訪問であった。

リノベーションハウスに着くとまずは、家の中を案内していただいた。家の2階部分は襖を外すことができ、2階から見た景色は開放的でとても心地良いものだった。 

ひと息つくと、リノベーションのお手伝いをさせて頂いた。昨年の訪問ではあいにくの雨だったが、今年は天気に恵まれたため、家の周辺の落ち葉や木々を拾い集める作業をさせてもらった。作業は黙々と楽しみながら取り組んだ。

リノベーション作業のお手伝いをさせて頂いた後は、ルイさんとの座談会があり、そこではルイさんの人生観や価値観についてのお話も伺った。座談会の中でルイさんは、「島での生活は、自己実現のため」とおっしゃっていて、自己犠牲ではうまくいかないともおっしゃっていた。前日に訪ねた大崎上島で人と人とをつなぐ活動をされている松本幸市さんも似たような事をおっしゃっていたが、何かのためという義務感で動くことは素晴らしいことかもしれないがうまくいくことも少ないのかもしれないと感じた。

大崎上島内外でとても活動的に行動されている印象のルイさん。生活を楽しみながら、しかし未来に対するビジョンをきちんと見据えながらアクションを起こしている姿にとても感銘を受けた。

また、「自分は自分!そこで何をし、何がやりたいか自問自答をし、自分の中身を磨くことも大切」だとおっしゃった。人生には何が起こるかわからないからこそ、やりたいことはやる。自分のやりたいと思うイメージとその場との出逢いのタイミングで波に乗る。ルイさんの活動には剛さと、柔らかさがあるように感じた。自分の中に確固とした、ぶれない芯のあるカッコいい女性だと感じた。

私はどちらかというと、腰の重いタイプの人間で、何かを思いついたとしてもなかなか行動に起こすことができないまま時間を浪費してしまうことが多々あるもったいない人間だ。座談会の中で「情報収集+行動=なりたい自分」とルイさんはおっしゃっていたが本当にそうだと感じた。就職活動を目前に控える私は、何をとって何を捨てるのか、自分の価値観と向き合い、なりたい自分をイメージし、職業を選択していかなくてはならない。なりたい自分になるためにも、多角的な情報収集そして、自分の足で行動を起こしていくことはとても重要であると思う。今は人生における数々の分岐点の中のひとつ。そしてきっと逃げてはいけない局面。

自分らしく豊かな人生を歩んでいくためにも、自分からアクションを起こしていきたい。そして、たくさんの人と出逢い、経験を積み、人生をより豊かにしていきたい。と、改めて感じた大変刺激的な訪問となった。(竹谷)

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森さんを囲んで(全体写真)

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古民家清掃の様子

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二階で座談

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二階を見上げて