

「大崎上島町に学ぶ セカンド」学科別セミナー奮闘記⑩
2017.02.20
翌日、私たちは戦前田中義一内閣で逓信大臣と内務大臣をつとめた望月圭介翁の生家を訪れました。この「大望月邸」は、今回のセミナーで宿泊した「いづみ旅館」から徒歩10分程度で行ける場所にあります。
入口の門をくぐって中に入ると、一番に大崎上島全体を表した模型が目を引きました。皆思い思いに、昨日取材に行った場所の位置を振り返るなどしていました。その他にも、たくさんの雛壇の展示がとても印象的でした。展示を一通り見て、次に庭園を見て回りました。石や木、小さな橋が架かった庭園は非日常的な空間で和みました。庭園を歩いていると立派なお茶室が建っていて驚きました。小さな扉を開けてお茶室に入ることができ、中にはお釜、掛け軸がありました。ふすまを開けてお茶室で休んでいると大崎上島の心地よい風を感じることができました。
大望月邸を訪れて、大崎上島の文化、そして日本の和の文化を感じることができ、まるで京都に行ったような気分になりました。大崎上島の歴史を知ることで、島の魅力を再発見することができたと思います。充実した時間を過ごすことができました。(河南)
大望月邸鑑賞