• 学科ニュース

授業紹介:マクロ経済学(2年生前期)【授業担当:大谷咲太】

2023.06.20

  • 学科コラム

「マクロ経済学」は、医療を学ぶことに似ています。人間と同じように経済社会も健康なときもあれば、風邪をひくこともあります。時には大けがをして、手術が必要なときもあります。

 

まず、治療を行うために、診察を行います。マクロ経済学の講義では、国家全体を大きな視点でみて、いまどのような健康状態にあるのかを判断します。

 

講義の前半では、経済社会のどこにどのような問題が生じているのかを診ていきます。様々な経済指標を理解し、動向を把握していくことで、経済社会の状況を把握する視点を養います。GDPとは何か、失業率とは、物価や為替とは?それらは健全な動きをしているのか?

 

講義の後半では、社会の健康状態が悪化したときに、どのような政策を実施していけば正常化するのか、どうすれば安定的に経済成長していくことが可能なのかについて学んでいきます。

 

社会全体の議論をしていきますので、一見すると、皆さんの普段の生活からは距離があるように感じます。ただし、言うまでもなく、皆さんは社会の一員です。理解しやすいよう、本講義では皆さんの所得や消費が政策とどうつながっているのか?物価や為替が変動すればどう行動すべきか?といった身近な話題にからめながら講義をしています。

 

マクロ経済学を学ぶことによって、それぞれの生活をいかに豊かにしていくかを考えていく習慣を皆さんが身に着けてほしいと思っています。(ほ)

 

genbi20230620_01.jpeg

 

genbi20230620_02.jpeg