

古瀬雅義教授が漫画史講座で「ドラえもん」について講演しました
2024.12.26
広島市まんが図書館は、毎年「漫画史講座」を開催しています。今年度は日文科で文学理論と日本古典文学の授業を担当する古瀬雅義教授が「SF漫画としてのドラえもん―『作者はだれ?』―タイムパラドクス構造分析」と題して、袋町にある「ひと・まちプラザ」で講演しました。
この内容は、大学2年生開講の授業「文学理論Ⅰ・Ⅱ」でドラえもんを教材としているものをベースにしていました。タイムマシンを使ったドラえもん漫画「あやうし!ライオン仮面」の最終コマで、ドラえもんが問いかける「まんがの本当の作者はだれだろう?」について、作品の展開と構成に注目し、文学理論を応用して答を考えるというものです。
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企画担当した広島市まんが図書館の司書・北内夏紀さんは、日本文学科の古瀬ゼミ卒業生で、打ち合わせの時から和やかに話が進みました。30名の定員はすぐに申し込み満了となり、当日も盛況の中でスタートしました。実際に漫画を分析しながら考えをまとめていく方法は、来場者たちにたいへん好評でした。
来場者の中には、日本文学科の卒業生たちが何人もいて、終了後は大学時代の想い出話に花が咲きました。
このように取得した司書の資格を活かして図書館に勤め、企画を担当する卒業生も多くいます。
また日本文学科の教員は市民講座の依頼を受けて、自分たちの専門領域についてわかりやすく講演しています。機会がありましたら、ぜひご参加ください。
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