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図書館所蔵の貴重な古典籍の文献撮影を見学しました

2022.10.03

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本学図書館が所蔵する貴重な古典籍のひとつに「稲賀(いなが)文庫」があります。かつて本学の日本文学科で教鞭を執られていた稲賀敬二教授が所蔵していた写本と刊本で、『源氏物語』の古注釈をはじめ、和歌、歴史書、教育関係の写本や刊本など500 点を越えるコレクションです。

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国文学研究資料館では貴重文献をデジタル撮影し、ホームページの電子資料館で広く公開する事業を展開し、本学も協力しています。今年も文献撮影をするために専門のカメラマンチームが本学図書館にやってきました。
撮影最終日に、日本文学科で図書館司書の資格取得を目指す学生と本学図書館の司書が文献撮影のリアルな様子を見学しました。まず古典文学を教える教員が文献調査と古典籍の撮影について解説し、そのあとカメラマンスタッフから精密に撮影するための機材と工夫、撮影したデジタルデータを精密チェックする時にとくに注意していることなど、具体的な説明と体験を熱く語っていただきました。

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この見学を通して、学生たちは古典籍の学術的価値を再認識するとともに、文献をデジタルデータとして公開することの知見も広げることができました。