

ふくやま文学館で公開講座を開催します
2020.11.18
例年ふくやま文学館で行っております、日本文学科の公開講座を、今年も開催します。ぜひお越しください。
テーマ:備後の文学
今回のテーマは、「備後の文学」です。東京、京都、大阪など、文化を発信する大都市があります。文学作品の多くも、こうした場所を舞台として作られます。ふと、立ち止まって周りを見ると、私たちが生活する町にも多くの文化があります。今回は、私たちが生活する備後に生きた菅茶山が残した漢詩文、また様々な文学作品に描かれる鞆の浦を取り上げます。この講座を通して、私たちが生活する町、及び、備後の文学について、今一度、考えていただければ幸いです。
1 日時・講座内容
第1回 2020年12月12日(土)13:30-15:30(質疑応答15:10~15:30)
「近世小説に描かれた鞆の浦」島田大助教授
『万葉集』にも歌が残る鞆の浦は、古代から栄えた港町です。歴史上でも重要な港であったことは、『太平記』などの記載から明らかです。近世期においてもその評価は変わりません。井原西鶴は、多くの地方を舞台として作品を書きました。鞆の浦は、『好色一代男』(天和2年)、『男色大鑑』(貞享4年)に描かれています。これらの作品をもとにして、江戸時代の鞆の浦を考えてみたいと思います。
第2回 2020年12月13日(日)13:30-15:30(質疑応答15:10~15:30)
「『文選(もんぜん)』と菅茶山の詩語」富永一登教授
『文選』は梁(りょう)の皇太子だった昭明(しょうめい)太子(501―531)が525年頃に編纂たアンソロジーです。7世紀、唐代になると、『文選』は詩文創作の手本とされ、以後、中国古典文学の型となり、日本でも奈良、平安時代から読み継がれました。なぜ『文選』の評価がそこまでになったのでしょうか。備後の漢詩人菅茶山の詩語にも触れながら考えてみたいと思います。
2 会 場
ふくやま文学館 研修室(福山市丸之内1-9-9)
※JR福山駅北口から北西へ徒歩8分
◆ふくやま文学館の駐車場利用は有料となります。
3 対 象
一般の方・大学生・高校生
4 募集人数
30名 先着順
定員になり次第締め切らせていただきます
5 受講料
無料
6 申し込み方法
ハガキまたはメールで①~⑤を明記し、下記申し込み先へお申込みください。
①郵便番号②住所③氏名(ふりがな)④電話番号⑤参加日
※1枚のハガキで複数名申し込み可。ただし、①~⑤は全員分記入してください。
11月30日(金)必着
7 申し込み先
安田女子大学文学部日本文学科事務室 公開講座係
〒731-0153 広島市安佐南区安東6-13-1
電話082-878-9172 (日本文学科事務室直通)
E-mail : nichibun.box@yasuda-u.ac.jp
※個人情報の取り扱いについて
住所・氏名・電話番号等の個人情報については、この講座の目的以外には使用いたしません。
【お願い】
・当日はマスクをご持参の上、受講中はマスクはご着用ください。
・発熱、咳など、体調の優れない場合のご参加はご遠慮ください。
・新型コロナウイルス感染症の影響に伴い、本記載の内容について変更となる場合があります。
変更が生じる場合はホームページにてお知らせいたします。