

ふくやま文学館で公開講座を開催します
2019.10.28
例年ふくやま文学館で行っております、日本文学科の公開講座を、今年も開催します。ぜひお越しください。
テーマ:近世日本の笑いと人々のくらし
現代社会においては、科学技術の発達にともない、生活が便利になった反面、せせこましく世知辛い世の中になったと思われる方も少なくないかと思われます。近世の日本では、人々は今よりもゆったりと、そしておおらかに生きていたのではないでしょうか。そのような時代の人々と笑いについて見ていきたいと思います。さらに、近世日本の人々の笑いやくらしの一端に目を向けることによって、現代社会と現代人を相対化し、我々が見失ったものやこれからの人間のあり方について、今一度考えていただければ幸いです。
1 日時・講座内容
第1回 2019年12月7日(土)13:30-15:30
「近世日本の笑いと庶民の経済生活」高木久史准教授
庶民の生活とおかねとは切っても切れない関係にあります。江戸時代の庶民の生活を現在に伝える文学作品、例えば落語には、庶民が日々行った売買に関する話が多くあり、そのなかにはものの値段に関することも多くあらわれます。江戸時代の文学作品に登場するさまざまなモノの値段を通じて、当時の人々のくらしをのぞいてみましょう。
第2回 2019年12月8日(日)13:30-15:30
「近世日本の文学に描かれる笑われる人々」島田大助教授
江戸時代に読まれた文学作品には、いろいろな失敗をして笑われる人が登場します。息子、親父、田舎者、旦那、武士、薬師、僧侶などです。田舎者は、江戸時代を通じて笑われ続けるのに対して、僧侶は、ある時期に集中して笑われます。この違いはなにか。今回は、江戸時代の文学作品に描かれる人々に注目し、どのような人が笑われたのかについてお話しようと思います。
2 会 場
ふくやま文学館 研修室
※JR福山駅北口から北西へ徒歩8分
3 対 象
一般の方・大学生・高校生
4 募集人数
40名 先着順
定員になり次第締め切らせていただきます
5 受講料
無料
6 申し込み方法
ハガキまたはメールで①~⑤を明記し、下記申し込み先へお申込みください。
①郵便番号②住所③氏名(ふりがな)④電話番号⑤参加日
※1枚のハガキで複数名申し込み可。ただし、①~⑤は全員分記入してください。
11月15日(金)必着
7 申し込み先
安田女子大学文学部日本文学科事務室 公開講座係
〒731-0153 広島市安佐南区安東6-13-1
電話082-878-9172 (日本文学科事務室直通)
E-mail : nichibun.box@yasuda-u.ac.jp
※個人情報の取り扱いについて
住所・氏名・電話番号等の個人情報については、この講座の目的以外には使用いたしません。
(画像は本学キャンパスです)