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ふくやま文学館で公開講座を開催します

2018.11.05

  • 学科イベント

例年ふくやま文学館で行っております、日本文学科の公開講座を、今年も開催します。ぜひお越しください。

日本の文学と歴史に見る"人とお金の関係"

今回のテーマは、「日本の文学と歴史に見る"人とお金の関係"」です。お金というものは、無さすぎても生活に困窮して心身を疲弊させますし、逆にありすぎても執着や散財で身を滅ぼすことさえあります。人にとってお金は、良くも悪くも強いエネルギーを持った矛盾の多い存在であると言えましょう。 本講座の第1回は、現代の人気作家の宮本輝の小説を取り上げ、主人公たちとお金の関係や彼らの生き方を考察します。第2回では、江戸時代の落語や小咄の中に見える、庶民のお金と買い物について考察します。日本の現代文学と歴史学の視点から、日頃なんとなく手にしているお金について、改めて考えていただければ幸いです。

1 日時・講座内容

第1回 2018年11月24日(土) 13:30-15:30
「お金から始まる宮本輝の小説」藤村猛教授
宮本輝の小説の中から、「お金」が重要な役割を持つ作品を取り上げ、主人公たちの精一杯に生きていく姿を見ていきます。彼らは如何に苦しみ、他者との出会いや事件から何を得たのでしょうか。そして、作品はいかなるメッセージを持っているのか、などをみなさんと考えてみたいと思います。

第2回 2018年12月2日(日)13:30-15:30
「江戸時代の小咄にみる庶民のおかねとおかいもの」高木久史准教授
江戸時代は金貨・銀貨・銭が貨幣として使われた、と教科書には書かれています。そのなかでも庶民は小額貨幣である銭を主に使い、またこれら金属貨幣だけでなく紙幣を使ったり、場合によっては貨幣現物を授受しない掛取引(信用取引)も行っていました。江戸時代の落語や、小咄集『醒睡笑』から、庶民のおかねとおかいものの事情を読み解いていきます。

2 会場 ふくやま文学館 研修室

JR福山駅北口から北西へ徒歩8分

3 対象 一般の方・大学生・高校生

4 募集人数  40名

先着順
定員になり次第締め切らせていただきます

5 受講料

一般の方 各回500円
大学生・高校生 無料

6 申し込み方法

ハガキまたはメールで①~⑤を明記し、下記申し込み先へお申込みください。
①郵便番号②住所③氏名(ふりがな)④電話番号⑤参加日
※1枚のハガキで複数名申し込み可。ただし、①~⑤は全員分記入してください。
11月16日(金)必着

(画像は本学キャンパスです)
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