• 学科ニュース

学生の作品紹介(建築設計課題④)

2024.12.12

  • 学科紹介
  • 学生活動
  • 学科コラム

設計製図の授業(生活デザイン学科建築デザインコース)における優秀作品を紹介します。テーマは「平和公園のカフェ」です。

 

■癒し✕温もり/前田幸乃(生活デザイン学科建築デザインコース2年生)

maeda_pb.jpg

 

学生コメント

原爆によって1度焼け野原になった土地だからこそ植物が多く植えられた場所を設けることは、緑があることの有難みをより感じられるのではないかと考えた。それぞれ建物に高さと角度をつけることでまた違った広島の町を見渡せ、1階は正面に原爆ドームが眺められるように設計した。

 

maeda.JPG

 

■連綿の願い/原田理沙(生活デザイン学科建築デザインコース2年生)

harada_pb.jpg

 

学生コメント

戦後80年を生きる私達。その中で、広島で生きる我々には当時を知れる十分な環境があります。当時の記憶が少しずつ、けれど確実に薄れていく中で、戦争の悲惨さや彼らの苦しみ、願い、また平和であることの尊さは残り続けてほしい。この作品には、それらが忘れられることなく絶えず語り継がれ、連綿と後世へ続いていきますように、という願いを込めています。

 

harada.JPG

 

■栞/藤本彩矢(生活デザイン学科建築デザインコース2年生)

fujimoto_pb.jpg

 

学生コメント

原爆について考えるきっかけになってほしいという願いから、原爆の日を読み返す「栞」としての機能を建築空間に取り入れました。緊張感のあるスリットは異なる時間軸(現在と原爆の日)を分断する境界線を意味し、この日常が当たり前ではないことを感じさせます。また、当時の風景や心情を表すため壁面をすべて傾けさせ、動線は軸線に沿ったものにしました。

 

fujimoto.JPG