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  • 授業紹介

ゼミナール紹介

演習テーマ中国唐代文学・中国文化

  • 内田 誠一【専門】中国古典文学(特に宋之問・王維などの唐代詩人研究)・書法金石学(石碑の研究)・短冊学(特に漢詩短冊)
    【自己紹介】早稲田大学第一文学部卒、同大学院文学研究科修了。文部省の推薦を得て、中国政府全額奨学金留学生として北京師範大学大学院に4年間留学し、文学博士の学位を取得。京都大学・奈良大学などの非常勤講師を経て、2004年に本学着任。
     2014年、安田女子大学から派遣され、中国の運城学院において、唐代詩人の旧蹟の調査・研究に従事。また、香港城市大学や中国社会科学院などの研究機関から招かれて学術講演を行なっている。

中国の文学や文化がわかると、日本が見えてくる

 中国の文学から文化まで広く学ぶことのできるゼミです。何でも気軽に質問できるアットホームな雰囲気の中で、古代から現代までの中国について研究しています。演習発表では、著名な詩人であるのにほとんど研究されていない初唐の詩人・宋之問の詩を読んでいます。
 また、ゼミ生全員が漢詩を作り、全国学生漢詩コンクールに11年連続して応募しています。一昨年は3年ゼミ生が最優秀賞(全国第1位)を獲得。昨年は4年ゼミ生が優秀賞を獲得(1位該当者なしの年だったので、実質全国第1位)し、団体賞も受賞。今年は4年ゼミ生が優秀賞に輝きました(なお、最優秀賞は日文2年生が獲得しました)。
 さらに今年は、内田ゼミの有志と書道学科の有志で、広島駅近くの鶴羽根神社にある漢文で書かれた石碑の調査も行ない、大きな収穫を得ました。今、ゼミでその解読を進めています。
 中国の文学や文化を学ぶことにより、日本の文学や文化との違いが理解できます。中国や中国人を理解できるようになります。そうすると、日本の特性がはっきりと見えてくるのです。

ゼミナール紹介

演習テーマ国語教育

  • 田中 宏幸広島大学教育学部卒、神戸大学大学院教育学研究科修了、早稲田大学にて博士(教育学)の学位を取得。専門は国語教育学。兵庫県立高等学校教諭、ノートルダム清心女子大学教授、広島大学大学院教授を経て、2017年4月、本学に着任しました。理論と実践の両面から国語科教育のあり方について考究を進めると共に、中・高等学校国語科教員の養成に力を注いでいます。

■研究の対象と目的・目標
 国語教育のあらゆる領域が研究対象です。「話すこと・聞くこと」「書くこと」「読むこと」の各領域において「思考力・判断力・表現力等」の資質・能力を育てる方法や、「国語に関する知識・技能」の習得を促す手立てなど、「主体的・対話的で深い学び」の実現を目指して、理論と実践を統合させながら研究を進めていきたいと考えています。
■ゼミの現状
 今年スタートしたばかりのゼミで、現在は大学院生1名、学部生2名という少人数です。それぞれ、「古典教育の探究」、「ことばと心を育てる国語教育」、「漱石『こころ』の学習指導」をテーマとして、教育理論書や優れた実践事例を読んで、話合い、視野を広めているところです。

■国語科教師を目指す人に
 単なる「教員」になるのではなく、生徒たちから慕われ尊敬される「教師」になることを目指しましょう。
 中・高等学校の国語科教師には、①「幅広い教養」、②「教科に関する専門的な知識」、③「具体的な指導のアイデア」、④「豊かな人間性と健康な精神」が欠かせません。そのためには、①読書の幅を広げること、②日本語学、日本文学・漢文学などに関して貪欲に学び続けること、③国語科教育の理論と方法を学ぶこと、④社会的な活動に積極的に参加すること、が大切です。
 田中ゼミは、こうしたことを前提として、国語教育について「理論」と「実践」の両面からさらに深く研究していくことを願っています。国語科教育の必修科目(3年から履修)と並行する形で「課題研究」を進めますので、最初のうちは戸惑うことが多いと思いますが、焦らずに努力を重ねていきましょう。

ゼミナール紹介

演習テーマ日本古代中世文化史

  • 高木 久史神戸大学・大学院卒。専門は、日本中世・近世史、とくに経済史。越前町織田文化歴史館学芸員を経て、2008年、本学着任。主に貨幣と社会変動との関係について分析している。古代から現代にいたる日本の貨幣の歴史をまとめた『通貨の日本史』(中公新書)は週刊ダイヤモンド「ベスト経済書2016」8位にランクイン。

先人が残した記録から史実を復元し、歴史のダイナミズムを追体験する

 日本の文化・歴史について学ぶゼミです。研究対象は、政治、経済、人物、宗教、衣食住、ライフサイクルなど、日本の文化や歴史に関するものであればなんでもありです。
 テーマは様々ですが、共通するのが「その時代に文字で書かれたもの(文献史料)をもとに考える」という方法。昔の人が書いた手紙や日記など、文字記録を典拠として、そのときなにがあったのか、人はどう行動したのか、ということを考えます。
 演習では、織田信長が活躍した時代に、ある人が書いた日記を読み、古文書・古記録を読解する能力をつけます。
 指導教員が博物館学芸員として働いていたころの裏話を聞くことができる、というオプションもあります。

ゼミナール紹介

演習テーマ「考えて伝える」「伝えて考える」の実践

  • 川岸 克己学習院大学・大学院卒。専門は、日本語学、言語学、言語理論。日本学術振興会特別研究員、大学非常勤講師を経て、2003年、本学着任。現在、自らの言語理論「自己非自己らせん理論」を京都大学基礎物理学研究所と共同で自然科学とリンクさせ理論化すべく研究を続けている。

ことばの研究と発表を通じて「考える力」と「行動する力」を養う

 言語理論、日本語学を専門とする私のゼミでは、ことばを通じて他者に心を開くことで自分が形成されていくという考えに基づき、発表の機会を多様に設け、「考える力」と「行動する力」を習得していきます。このゼミには、ことばの研究を通じて自分を成長させようという意欲をもった学生が多く集まっています。
 「考える力」は、問題を発見し、仮説を立て、検証し、考察するというプロセスの中で養います。学生は毎週このプロセスをまとめたポートフォリオを作成し、発表します。さらにゼミ生同士でディスカッションを実践。積極的に発言することで「行動する力」へとつなげていきます。1年間、こうした思考と伝達のトレーニングを繰り返し、4年次に卒論テーマを確定します。卒論のテーマは自由。なかには「J-POPの歌詞に見られる人生観の研究」や「自己表現の研究〜発言の勇気を体得するために~」など、言語研究の枠にとらわれないユニークな研究に取り組む学生たちもいます。

応用できる確かな「考え方」を磨きより良い人生を歩んでいこう

 毎週"問い"を見つけることに苦労していた学生も、4年次になると "問いはどこにでもある"と言えるように成長します。人前で発言するときも、イキイキと目を輝かせるようになります。
 学生たちはこれから長い人生を歩まなければなりません。悩んだとき、力になるのがここで培った問いを立て考える力であり、それを伝える力です。どんな時でも、まず問いを立て、検証考察していけば、おのずと自分の力で次の扉を開いていけます。たとえ間違っていても、その度に問いを立て直せば、突破口が見えてきます。私は、学生に"私には未来を切り開いていく力がある"という自覚を胸にここから巣立ち、より良い人生を歩んでもらいたいと願っています。

  • 学生一人ひとりが手書きでまとめたポートフォリオ。
    伝えたい思いに溢れている。

授業紹介

  • 日本文学演習Ⅰ・Ⅱ

    平安時代の女流文学

    今から千年前の平安時代は、働く女性が活躍した時代。清少納言・紫式部・和泉式部は、現代のOLに当たり、その日記や随筆といった文学作品は、まさに「ブログ」。彼女たちのメッセージを読み解いていきます。

  • 日本語学概説Ⅰ

    文法を超えていくことば

    日本語学についての入門的な講義です。日本語学というと堅苦しい文法がイメージされますが、ことばはとても自由なもの。文法というルールすら軽やかに超えていく驚きに満ちたことばの仕組みを考察していきます。

  • 日本文化文学基礎演習Ⅰ・Ⅱ

    日本文化・文学の研究のてびき

    2年次の演習や3・4年次の日本文化文学課題演習における各自の個別的研究に備え、資料の検索・分析など研究の具体的方法を学びます。また、実際に資料の分析研究を行い、演習形式による発表を通じて実力を養成します。

  • 日本語文章表現演習

    日本語の表現力をつけよう

    日本語についての基礎的な知識と、論理的で正しい文章表現法を身につけようとする授業です。論述的な文章からメールや手紙文まで、実際に文章を作文することによって、日本語の表現力を高めます。

  • 古文書学Ⅰ・Ⅱ

    楽しかるべく候

    奈良の法隆寺横の土産物屋で「般若絵心経」という布切れを買いました。江戸時代、字の読めない庶民を対象に、「か」には蚊3匹などと絵でもってお経を習わせたとか。古文書の解読はここから始まります。やってみましょう。

  • 日本語音声学

    日本語の音の仕組み

    深く考えることなしに、毎日ふつうに話している日本語。どんな仕組みで音が作られているのか。一度じっくりと考えてみましょう。そうすれば、日本語の「ン」はいくつある、との質問にもすぐに答えられるようになります。

  • 中国文学講読Ⅰ・Ⅱ

    中国古小説の夢とロマン

    唐代の伝奇小説を読みながら、なぜ奇妙な話が創作されたのかを考えます。人がなぜ虎や魚に変身するのか、なぜ枕やミカンの中に別世界があるのか。今も1200年前と変わらないことがあるのに気づかされます。

  • 日本語教授法Ⅰ・Ⅱ

    世界に開かれた日本語

    当たり前に使っている日本語が、当たり前ではなくなるのが日本語教育です。「空は青い」と「空が青い」のような違いが説明できてはじめて、外国人にも日本語が理解されます。日本語の新たな発見も、そこにあります。

  • 日本文化史Ⅰ・Ⅱ

    意外とポップ、伝統文化

    例えば能・狂言だって、そもそもはストリートパフォーマンスでした。観ているほうも、わーきゃーいって大盛り上がり、完全にライブのノリ。伝統文化というとおカタいけれど、歴史をみればイメージが変わるかも。

  • 文芸創作論

    創作の実態と伝説

    文学作品という創作活動の「結果」から、その発生様態を読み解くのではなく、小説家としての実体験に基づいて、作品が生まれるまでのプロセスをさまざまな要素に分解して論じ、芸術にまつわる伝説を打破していきます。

  • 日本文化演習

    歴史から日本文化を考える

    例えば、お茶は日本文化の代表例とされていますが、鎌倉時代に大陸から初めてやってきたときは、「こんなケッタイな色と味のモン、飲めるかいな!?」と人々は思ったかも。当時の人々の感性から文化の成り立ちを知ろう。

  • 国語科教育法Ⅰ・Ⅱ

    新しい授業方法の開発

    生徒たちが真剣な表情で、本気になって取り組む授業はどうやれば成立するのでしょうか? 「話すこと・聞くこと」「書くこと」「読むこと」の各領域にわたって、新しい授業方法を検討し、模擬授業に取り組み、さらに分析していきます。

  • 教育実習指導

    教育実習のレベルアップ

    中学校・高等学校の国語科教員免許状を取得するために、4年生の6月頃に教育実習に出かけます。この授業では、その準備と振り返りを行います。緊張を乗り越えて真摯に取り組んでいけば、生徒たちはきっとその熱意と努力に応えてくれることでしょう。

主な卒論テーマ

  • J-POPの歌詞にみられる人生観の研究
    ―フォークデュオ「ゆず」を軸にして―
  • 日本語の変化に対する意識研究
    ―否定的な意識を抱く要因―
  • 日韓両国における相対敬語の比較
  • 広島市地域日本語教育と年少者教育の問題点
  • 『杜子春伝』における内丹について
  • 古典学習の意義について
    ―漢文教育の将来を見すえて―
  • 『枕草子』における男性評価基準の研究
  • 『源氏物語』「梅枝」巻における人物造型について
  • 『更級日記』の研究
    ―描かれた男性像と光源氏との比較を通して―
  • 「歌合」における判定基準の推移について
  • 東野圭吾「手紙」の研究
  • 村上春樹「ノルウェイの森」についての研究
  • 石田三成掟書の夫役規定について
  • 『通憲入道蔵書目録』からみる信西の政治構想
  • 江戸時代の武士道の研究
  • 近世における五節供の研究
  • 中学校国語科における言語活動研究
  • 対話力を育成する国語科指導法の研究