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  • 教員紹介
  • 学科長 : 池田 智子

    広島大学大学院教育学研究科博士課程後期 教育心理学専攻修了・博士(心理学)。これまで、色と単語、単語と絵、日本語と英語など、異なる2つの情報の関わりに関心を持って研究してきました。現在は、心理学を学ぶことで獲得されるスキルや能力について関心を持っています。

学習心理学・記憶、言語処理に関する研究

 心理学において学習とは、経験によって起こる行動の変化のことを指します。そして学習心理学の立場では、基本的には人間はほとんどの行動を、生まれた後のさまざまな経験によって身につけるのだと考えています。私たちは日常生活の中で、望ましいあるいは望ましくないさまざまな行動を起こしますが、どのような経験をすることがそれらの行動に関わっているのかということを、単なる思い込みではなく、客観的に、そして徹底的に解き明かしていこうとする作業は、いつもわくわくする作業です。

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  •  心理学が対象とするのは人間の行動です。そして、人間が起こすさまざまな行動には必ず理由があるとみなして、それを客観的に納得できるような形で説明しようと試みます。このように、心理学を通して自分自身そして他者の行動をより深く理解することで、人が生きていく上で遭遇するさまざまな問題に落ち着いて、よりよく対処することができるような気がします。心理学はとてもおもしろくて、とても役に立つ学問です。私たちの心理学科の卒業生の進路を見てみると、心理学を活かしながら一般企業で働く卒業生、高校の公民の先生として教壇に立つ卒業生、警察官や行政職など公務員として働く卒業生、病院や支援施設で心理士として働く卒業生など、非常に多岐にわたっていることをとてもうれしく思っています。さまざまな場所で生き生きと自分を活かすことのできる心理学の可能性がみなさんの前に拡がっています。
  • 西 まゆみ

    広島大学大学院教育学研究科博士課程前期 教育心理学専攻修了・文学修士。臨床心理士。学生時代は、精神分析、特に、新フロイト派の理論と技法を学んだ。大学生のカウンセリング(学生相談)、スクールカウンセラーの仕事など、クライアントの大半は女性。遊戯療法や箱庭療法、最近は、コラージュ療法にも関心を持つ。

臨床心理学・女子大学生のカウンセリング、心理療法

 臨床心理学の理論と技法を担当しています。臨床心理学の実践には、主なところでは心理検査と心理療法があります。心理検査については、知能検査や性格検査のうち代表的な検査が使いこなせるように、背景となる理論、実施法、結果の分析法を教えます。心理療法については、その基本的な理論を伝えて、実施の方法を入門的な部分だけは体験してもらいます。本格的な技法の実践については、大学院で担当している授業で学んでもらうことになります。

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  •  ついに国家資格「公認心理師」が誕生することになりました。皆さんが社会に出られる頃には、今現在よりももっと幅広い分野で心理カウンセラーが活躍していることでしょう。
     すでにカウンセラーの仕事をし、かつ、カウンセラーを育てる立場にいる私たちは、今よりももっと貪欲に自身の研鑽と技術の向上に努め、後に続く人々を丁寧に指導し、そして何よりも、謙虚であり続けなければならないと考えます。
     ひたむきに生きておられる方の、人生に寄り添うことがカウンセラーの仕事だと思います。それはとても魅力的な仕事です。それについて学ぶことに魅力を感じてもらえるなら、それについて教えることもまた、私にとって嬉しいことだと感じています。
  • 橋本 博文

    北海道大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。研究領域は社会心理学、文化心理学。大学院進学後一貫して、人間の心のあり方と社会のあり方の関係を解き明かす研究に従事している。現在は、日本人の心のあり方と日本社会のしくみの関係性に研究の焦点を合わせている。

私たちの心は、なぜ文化によってちがうのか

 心理学では一般に、人間の心のあり方は「文化によらず普遍的なもの」として捉えられてきました。しかし、1990年代以降、文化心理学とよばれる研究領域の発展によって、人間の心に見出される文化差や、心と文化の関係性に対する関心が高まっています。そのなかでもとくに、私たちの心がなぜ文化によってちがうのかという問題は注目を集めています。現在、この謎を解き明かそうと、国籍を問わず多くの研究者が調査や実験を行っています。この研究領域における実証的な知見がどんどん蓄積されれば、近い将来、私たちはそれらを手がかりに、心の文化差についてより深く理解できるようになるのではないかと思います。

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  •  実証的な知見をもとに人間の心の文化差を問う研究は、比較的新しい研究領域に位置づくものであり、これからもわくわくするような知見をたくさん生み出していくでしょう。そうすると、この研究領域の教科書は、これから新しくつくられ、書き加えられていくことになると思います。教科書を頼りに学んでいる高校生のみなさんの中には、教科書がつくられて書き加えられていくことに、多少の違和感を覚える人がいるかもしれません。しかしこのことは、今まさに多くの研究者が、心の文化差に関して問うべき問いを見つけ、その答えを探ろうとしている証です。この研究領域に興味を持ち、心の文化差の謎解きに参加したいと思うみなさんの中から、わくわくするような知見が生み出されるかもしれませんね。

教員・研究テーマ

  • 氏名役職研究内容
  • 池田 智子 教授 学習心理学(特に記憶、言語、学習観)
  • 片上 宗二 教授 社会科や公民科の授業研究
  • 澤田 英三 教授 心の発達を現場(フィールド)でとらえる
  • 竹田 敏彦教授道徳教育、応用倫理学、生徒指導、教師教育に関する研究
  • 藤沢 敏幸 教授 心の傷のカウンセリングについての専門的研究
  • 船津 守久 教授 障害のある子どもへの支援、家族への子育て支援
  • 山内 廣隆 教授 西洋近現代哲学、政治哲学、環境倫理学などの応用倫理学
  • 西 まゆみ 准教授 大学生の心理療法、子どものプレイセラピー
  • 西村 聡生 准教授 認知心理学、認知機能と自他の行動や身体との相互作用
  • 藤田 依久子 准教授 コミュニケーション、学習プロセス、チームマネジメント
  • 藤原 裕弥 准教授 感情の機能と仕組み、健康への影響について考える
  • 山本 文枝 准教授 対人関係におけるストレス、働く人の心の健康
  • 橋本 博文 講師 社会心理学、文化心理学、グループ・ダイナミックス