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  • 教員紹介
  • 学科長 : 赤木 玲子岡山大学医学部薬学科卒業。岡山大学大学院医学研究科(生理系生化学専攻)修了。医学博士を取得後、岡山県立大学保健福祉学部准教授、ロックフェラー大学客員准教授を経て現職に。米国留学中に遺伝病研究に出会い、現在は遺伝子発現と疾病との関係について研究に取り組んでいる。

ストレス応答機構の遺伝子レベルでの解明と治療薬の開発

 薬剤師として医療に携わるためには、その基礎として生命科学を理解することは重要です。あらゆる生物において、細胞は遺伝子に書き込まれた情報をもとに生体にとって必要な物質を作り、有害物質を除去しています。このような生命活動の仕組みを遺伝子レベルで解明することで、「健康とは何か」を深く理解することができます。例えば、酸素を使ってエネルギーを産生する生物は「酸化ストレス」に曝されており、それに対する防御機構を備えていますが、その破綻により種々な疾病に至ります。遺伝子化学分野では、生体に備わる「ストレス応答」の仕組みを究明することを目的として研究しており、疾病の予防・治療に貢献したいと考えています。

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  •  生物学的に見て男性と女性は、得意なことも考え方も異なると云われています。だからこそ、女性が女性の目線で重点的に薬学を学べることは、女子大ならではの利点だと思います。チーム医療では、各専門スタッフと連携するときに、お互いの立場を理解した発言ができ、また、人が人をケアする医療の現場では、女性特有の病気に悩む患者様に安心感を与えられるのも女性薬剤師に期待されるところでしょう。今後ますます高度化する医療現場が求める理想の薬剤師は、単に薬に詳しい人ではなく、チーム医療スタッフの一人として、問題を発見し、解決へ導くことができる専門家です。そのためには、真実を追求し、疑問を持って自身で見極めていく問題解決能力を養う必要があります。大学での学びを通じて、常に真実を求める、研究マインドを磨いていきましょう。
  • 生中 雅也東京大学農学部農芸化学科を卒業。東京大学大学院農学系研究科博士課程農芸化学専攻を修了。ジベレリン(植物ホルモン)の化学合成に世界で最初に成功した森謙治教授(学士院会員)のもと、有機化学研究室(開祖はビタミンB1を発見した鈴木梅太郎)で生物活性天然物の化学合成を学ぶ。ファイザー製薬名古屋中央研究所では創薬研究、長瀬産業研究開発センターでは医薬品の製法開発に従事した。現在は創薬化学とプロセス化学の研究と教育に取り組んでいる。

創薬化学(化学構造を改変して新しい治療薬を探索する研究)とプロセス化学(医薬品の実用的製法を開発する研究)

 くすりの多くは、有機化合物(骨格が炭素でできた分子)です。くすりの体に対する作用は、くすりの分子を構成する原子の組成(種類と個数)そして分子の立体構造によって変化します。たとえば塩素をフッ素に置き換えただけで、副作用がなくなることがあります。またくすりの分子のなかには、(右手と左手のように)実像と鏡像が重なり合わないものがあります。さらにそのなかには、実像分子と鏡像分子で作用が異なる(たとえば一方は血圧を下げるのに、もう一方にはそのような作用がない)ものもあります。そこで私は、原子のつながり方を変えたり、分子の実像と鏡像を作り分けたりする有機合成化学の手法を使い、より良いくすりを見つける研究(創薬化学)を展開しています。さらに、くすりの分子を効率よくつくるための研究(医薬品のプロセス開発)にも挑戦しています。

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  •  私たちの体は、手も心臓も脳もすべて有機化合物でできています。だから生命の科学の基礎は、有機化学です。また私たちの活動は、運動も知覚も感情もすべて化学反応によって生み出されます。だから生命の営みは、化学そのものです。そして薬学とは、さまざまな化学物質のうちでも、病気を治すはたらきをもった物質(くすり)を中心に組み立てられた化学の一分野にほかなりません。ところで、代表的な解熱・鎮痛薬であるアスピリンの錠剤を飲むと、アスピリンの分子は体の中をどのように旅するのでしょうか。そしてアスピリンは、どのような生体分子にはたらきかけて、その効果を発揮するのでしょうか。
     (そもそも熱や痛みが生じるのは、体の中でどのような化学変化が起こるからなのでしょうか。)さらにアスピリンという有機化合物は、何からどのようにして作られるのでしょうか。薬学を学ぶと、これらの質問に(そして、アスピリン以外のくすりに関する類似の質問にも)答えられるようになります。しかし、その答えにたどりつくには、薬学の基礎となる化学がわかっていなくてはなりません。化学を(そして有機化学)を勉強して薬剤師(chemist)をめざしましょう。
  • 森本 金次郎大阪市立大学理学部生物学科修士課程、京都大学ウイルス研究所博士課程、京都大学薬学部微生物学教室助手、米国トーマス・ジェファーソン大学助手、国立感染症研究所ウイルス第一部室長を経て、現職。薬学博士。30年以上ウイルスの研究(特に、狂犬病ウイルス)に従事。

レクチンの多様な生物活性の解析-抗ウイルス薬・抗腫瘍薬の開発

 毎年流行がみられるインフルエンザやノロウイルス下痢症、エボラウイルスやマーズコロナウイルスなどの新興ウイルス感染症、このようなウイルスに対する薬、すなわち抗ウイルス剤や抗がん剤の開発を目指した研究をしています。特に紅藻、藍藻や細菌より精製した糖結合タンパク質(レクチン)の生物学的性状(ウイルス感染阻止効果・腫瘍増殖抑制効果等)を解析することで、抗ウイルス剤や抗がん剤としての有用活用を目指しています。

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  •  免疫学、ウイルスに関する講義を行っています。毎年流行がみられるインフルエンザやノロウイルス下痢症、エボラウイルスやマーズという新興ウイルス感染症、多くの人を悩ましている花粉症、アトピーなどのアレルギー。これらの発症には体の免疫機構が重要な役割を果たしています。ウイルスや免疫のしくみを理解することでこれらの疾患の発症メカニズムを理解することができます。また、日々社会で報道されている様々な時事ニュースもより深く理解できるようになります。毎日の生活の中で、いろんな事に興味をもち、日々の物事に積極的に頭を使いましょう。人間の頭脳は限りない可能性をもっています。無駄にせず、活用しましょう。素晴らし未来が広がっています。
  • 新井 茂昭名城大学薬学部卒業。広島大学大学院歯学研究科(歯科薬理学専攻)修了。博士(学術)を取得。広島大学医学部附属病院薬剤部を経て現職に。現在は医薬品の適正使用に関連した研究と教育に取り組んでいる。

医薬品の適正使用および市販後における有効性、安全性の評価に関する研究

 医薬品は情報とともに提供されてはじめて効果的かつ安全に使用することができます。医薬品の効き方には個人差があり、従来医師は経験や観察により処方を決定していましたが、最近ではEBM(Evidence Based Medicine)という根拠に基づいた医療が重要視されています。医師が患者の病状にあった最適な医薬品、剤形、投与量、投与方法などを決める際に、薬剤師は根拠となる文献を広く検索し十分な情報提供をします。また医療現場では日々膨大な医療関連情報(処方情報や臨床検査値など)が発生し、コンピュータシステムに効率よく蓄積されるようになってきました。臨床薬学分野では、治療効果が十分でない疾患に焦点を当て、医療関連情報の解析から有用なデータを抽出し、さらに国内外の文献調査からより効果的な薬物療法を見いだすことを目的として研究を進めています。

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  •  病気の治療や健康維持に欠かせない医薬品の専門家として医療に携わっているのが薬剤師です。人の命にかかわる医薬品を取り扱うという重大な責任と、それを果たすための知識や技能、そしてなによりも医療人としての使命感や倫理観が必要とされる職業です。大学では6年間かけて化学系、生物系、物理系、医療系など幅広い専門知識を学びます。さらに薬剤師になるためには薬剤師国家試験に合格しなければなりません。 また、医薬品の効果を最大限に発揮させるためには、患者さんに正しく服用してもらうだけでなく、患者さんの不安を取り除き安心して服用していただくことが大切です。このためには患者さんとのコミュニケーション能力が不可欠です。薬剤師は直接患者さんと接しながら、薬の責任者として常にどのように医薬品を適切に服用していただくかを考え、行動しています。その結果、患者さんに「ありがとう」「薬が効いて体調が良くなった」と声を掛けて頂けることが何より嬉しく「この仕事をしていて良かった」と心から思える瞬間です。 とてもハードルが高く責任も重く大変な職業ですが、 達成感のあるやりがいのある仕事内容です。薬剤師を目指してみませんか?

教員・研究テーマ

  • 氏名役職研究内容
  • 赤木 玲子 教授 生化学、分子生物学、病態生化学、分子薬理学
  • 新井 茂昭 教授 臨床薬剤学、医療品情報学
  • 生中 雅也 教授 有機合成化学、創薬化学、プロセス化学
  • 井上 幸江 教授 生化学、分子生物学、ゲノム創薬学
  • 大塚 英昭 教授 天然物有機化学
  • 大山 義彦 教授 有機化学、生体分子構造化学
  • 亀井 千晃 教授 中枢神経系薬および抗アレルギー薬の薬理作用
  • 木村 康浩 教授 医療薬学、臨床薬剤学
  • 形部 宏文 教授 臨床薬剤学、日本薬局方
  • 瀬山 敏雄 教授 健康科学、病理学
  • 田中 丈夫 教授 小児科学、腫瘍遺伝学、分子生物学
  • 十河 正典 教授 製薬医学(薬理、毒性、治験)、神経学
  • 徳村 彰 教授 衛生薬学、脂質生化学、食品機能学
  • 西 博行 教授 生体分析化学、薬品分析化学
  • 水内 義明 教授 薬事関係法規と制度、医療・介護制度、臨床薬剤学
  • 向井 良 教授 臨床薬剤学、薬局管理学
  • 森田 泰博 教授 神経科学、機能形態学、細胞生物学、再生医学
  • 森本 金次郎 教授 免疫学、病態生理学
  • 稲垣 昌宣 准教授 天然物化学、分析化学
  • 北澤 健生 准教授 生物薬剤学(薬物動態学)、物理薬剤学(製剤学)
  • 近藤 慎一 准教授 細胞生物学、神経科学、薬理学
  • 佐藤 雄一郎 准教授 生化学、糖鎖生物学
  • 玉井 幸恵 准教授 糖鎖生物学、プロテオミクス
  • 西村 基弘 准教授 微生物機能の開発とその利用に関する基礎的研究
  • 久保 貴紀 講師 核酸化学、生体機能化学
  • 田中 亜路 講師 細胞生化学、癌生物学、栄養学
  • 西村 良夫 講師 有機化学、創薬化学
  • 平野 真 講師 生化学、ケミカルバイオロジー、糖鎖生物学、腎臓生理学
  • 川上 晋 助教 天然物(植物、動物等)由来の有用化合物の探索
  • 砂山 博文 助教 分子認識化学、機能性人工高分子材料の創製
  • 谷 雅子 助教 保険薬局実務
  • 羽鳥 勇太 助教 生化学、分子生物学、細胞生物学
  • 水谷 怜子 助教 臨床薬剤学、有機化学