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  • 教員紹介
  • 学科長 : 戸井 佳奈子アメリカ留学後、大阪大学大学院国際公共政策研究科にて、金融システムに関する研究を始め、それ以後、一貫して金融の研究を行ってきました。特に、ソーシャルキャピタルという概念を金融取引に適用した研究を行っています。また、大学で金融・経済に関する教鞭をとる傍ら、郵政研修所客員研究官や広島県・広島市の審議会委員、広島県議会ダイジェスト番組のコメンテーターなども務めてきました。

ビジネス社会で必要な経済・金融の知識を学び、実践力を高める

経済学では、現実に起こっている経済問題を理解できるようになるために、経済の見方を習得し、経済メカニズムの根本原理を学びます。また、観光経済学では、経済学の手法を用いて観光を分析していきます。経済の血液とも言われる金融に関する授業では、金融の仕組みや金融商品について学ぶことにより、金融が経済の中で果たす役割について理解します。応用編では、投資シミュレーションも行いながら、資産運用に関する知識も深めます。

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  • 大学でビジネスを学ぶ目的は、最先端のビジネスの知識を得ることのみではありません。確かに、最先端のビジネスの動きを知ることは、皆さんの学ぶモチベーションを高めることには繋がるでしょう。しかし、最先端のビジネスは、皆さんが大学を卒業する時には過去のビジネスになっているかもしれません。大切なことは、知識をもとに考える力や実践的に運用できる能力を身に付けることです。皆さんには、経済学や金融の基礎知識を学び、それを実践的に運用できる能力を身に付けてもらいたいと思います。
  • 佐藤 勝秀

    京都大学卒業後、キャセイパシフィック航空会社で30年間旅客営業として勤務しました。その間、2年間広島営業所で中四国の営業を担当したこともあります。在職中に大阪経済大学大学院にてMBA取得後、大学教員になりました。

航空ビジネスとホスピタリティを中心に、観光全体を考える。

観光の世界にとどまらず、現代の社会、経済において航空機の役割はますます重要になっています。LCCの台頭など、航空産業自体も大きくかわりつつあると言えるでしょう。また、ハードやシステムの部分と同様に、心の問題、すなわちホスピタリティも観光を推進するうえで欠かすことはできません。授業ではこれらを学ぶことにより、観光全体、社会全体を考えていきます。

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  • 飛行機は好きですか?空の旅は好きですか?空港に行って飛行機を眺めているだけで、世界中に自分の夢が広がっていくような気持になりますね。航空業界は様々な課題や問題を抱えていますが、それ以上に大きな夢と可能性を持っています。その夢に向かって、一緒に勉強しましょう。
    また、ホスピタリティでの「相手の立場で考える」とは、自分の視点を変えるということです。自分の視点を変えることにより、見えなかったものが見えるようになり、わからなかったものが分かるようになり、新しい世界が見えてくるのです。
  • 戸田 常一

    京都大学大学院工学研究科を終了後、15年の間、同大学において都市・地域計画を担当、その後30年間、広島大学大学院社会科学研究科において地域政策論を担当し、文理横断的な教育・研究を行ってきました。その間、瀬戸内海の環境保全と地域振興、持続的な観光振興に関わるJICA研修などにも取り組みました。安田女子大学には昨年度から着任し、これまでに得た知識と経験を観光分野の教育・経験に生かせればと思っています。

観光まちづくり・観光政策論の研究

担当教科と内容を2つの流れで説明します。ひとつは、国際観光論(分担)・国内観光論・観光政策論(分担)の流れです。国際観光論と国内観光論において、国内外における最新の観光事情と課題を学習し、そのもとで観光政策論の中で観光に関わる取組みを学びます。もう一つの流れはまちづくり論(分担)と景観形成論、観光リスクマネジメントです。まちづくり論では観光まちづくりの考え方や方法を学びます。さらに観光まちづくりにとって重要な視点である景観形成とリスクマネジメントについて深く学習します。

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  • 最近では、豪雨災害や新型コロナウイルス感染症、いずれを見ても危機的な状況が生じました。このような時代においてこそ、世界の社会経済情勢を読み取るというグローバルな視点、身近な地域社会の脆弱さを克服するというローカルな視点がともに求められます。観光は新しい産業ゆえにこのような世の中の動きに鋭敏であり、他方で虚弱な面も併せもつこれからの成長分野です。観光はグローバルとローカルの両方の視点をもつ総合的かつ学際的な学びの場とも言えます。皆さんと一緒に観光を場としてともに学び、新たな時代を創ってゆきましょう。
  • 畑井 淳一

    日本の高校英語教諭を経て、24年間豪州カトリック教育事務所で日本語の教師養成と普及に携わりました。国立南クィーンズランド大学大学院で教育学と応用言語学修士号を取得しました。専門は外国語教育で日本と英語コミュニケーションの関係を研究しています。県観光連盟委員や災害通訳ボランティアとしても活動しています。

英語をコミュニケーション・ツールとして、広島や日本を発信する「即戦力」を育成する。

Inbound Tourismと言われて久しい日本、一体どれだけの日本人が英語で発信できているでしょうか? 担当する「時事英語」、「通訳演習」、「日本文化演習」の授業では、英語だけでなく時事問題や日本文化についても学び、世界へ発信できる力を身に付けていきます。”Show and Tell”や討論への積極的参加を促して、実践力も強化していきます。また、県や市との地域活性化コラボや平和公園英語案内等の活動でも「使える英語」を目指していきます。

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  • 俳句、和食、茶道、着物、神社、3密、TPP、NPO、皆さんはどれだけ知っていますか?そして、英語で説明・討論できますか?留学で出会う人、外国人観光客、仕事で日本を訪れるビジネス・パースンはこれら日本のことに興味を持ち、知りたがっています。それもプロの通訳者でなく「少しでも英語が使える身近な日本人」に聞きたいとも思っています。「おもてなし」はここから始まります。ノートを取るだけの受け身の学習でなく、積極的に「使える英語」獲得にチャレンジしてみませんか。
  • 星田 剛

    上智大学でブラジル経済・ポルトガル語を学んだ後、銀行に勤務し、3年間米国にも駐在しました。米国ジョージタウン経営大学院留学の後、総合流通業で欧米企業との合弁事業の経営や、アジア事業の管理、財務、広報、環境・社会貢献活動などを経験しました。サービスビジネスの経営モデルや国際化を研究しています。

サービス学・国際マーケティング・流通業の国際化の研究

実際のビジネスはどのように展開されているのか、を様々な角度から学んで行きます。「キャリア形成論」では、社会人になるための準備、学生生活で努力するべき方向性を1年時に学びます。2・3年時に学習するサービスビジネス論・サービスマーケティングでは、マーケティングのフレームワークを実際の企業の事例に適用させながら、ビジネスのダイナミズムを学んで行きます。身近なビジネスを支える仕組み、儲けの秘密を考えて行きます。

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  • 日頃何気なく利用しているコンビニエンスストアや外食・雑貨など身近な産業は、どのような仕組みで支えていると思いますか?皆さんが店頭やネットで商品を購入したりサービスを受けることができるのは、販売するスタッフと、物流・購買・製造・マーケティング・人事・財務などの各機能が舞台裏で支えているからです。顧客に必要なモノ・コトを届けるために必要な仕組みを学ぶことがビジネスの第一歩です。様々な企業がどのような舞台裏の仕組みを持って国際展開しているのか、考えて行きましょう。
  • Anh-Hao Thi Phan

    I have had careers in academia, in public service for the U.S. federal government and in private enterprise. Before completing my PhD in International Education in 2019, I served as a U.S. diplomat in Seoul, Tokyo, Washington and New York; worked as a teacher/lecturer at New York University; and led a private international education consulting business.

International education and cross-cultural studies

It has been my life's mission to promote and develop educational and cultural exchange across national borders, primarily through person-to-person experiential learning, language acquisition, knowledge transfer and intercultural communication. As a scholar of the globalization of higher education, I have considered various rationales, approaches and strategies for, as well as consequences, effects and adaptations related to, internationalization.

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  • I aim to share academic knowledge along with practical, real-world experiences with my students, in order to help engage, train and prepare them both in and out of the classroom. I emphasize developing students' global consciousness and cross-cultural understanding, in addition to improving their English communication skills. By sharing stories and lessons from 20+ years in international affairs, I encourage students to reflect on global issues and how they might engage with and contribute to solving the global challenges we face today.
  • João Romão

    I am an economist with experience giving policy advice for regional development. Holding a PhD in tourism, I have more than 50 scientific publications, cited more than 1,000 times. I like travelling to know other places and cultures and I visited more than 30 countries, including the participation in almost 60 academic events. I am a co-chair of the cluster on Tourism of NECTAR (an European research network) and I serve at the editorial board of several academic publications.

Hospitality, tourism, digital technologies and sustainability

Our societies are permanently changing, opening new opportunities and also revealing new problems that need to be solved. Today, traveling and enjoying unique and authentic experiences are important elements for personal development. The internet and mobile technologies opened new ways of creating and enjoying tourism services, making travel easier and more fruitful. However, climate change and other global problems like pandemics call our attention for the importance of sustainable development.

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  • Tourism is a fascinating and challenging activity for contemporary economies, societies, cultures and ecosystems. During my professional life I have been involved in the study and planning of tourism for sustainable development and I want to share and to discuss these perspectives with my students, by combining theoretical concepts, technical information and practical cases, in an international atmosphere.
  • 西原 明史

    小学生のころから小説家井上靖の大ファン。そのまま彼が学んだ九州大学へ進学しました。大学院で文化人類学を学んでいた頃、何と彼の代表作『敦煌』や『楼蘭』の舞台になった西域(今の中国新疆ウイグル自治区)の大学と九大がシルクロード合同調査団を結成。そこに飛び込んで現地の新疆師範大学にも留学、現地の方たちと交流を重ねてきました。それから約30年、ずっとこの地域の文化の調査研究に取り組んでいます。

「世界の成り立ち」を知り、「生き方」を考える。

「比較文化論」や「世界遺産論」を担当しています。遠く離れた外国から私たちの身の回りまで、世界は違った考え、異なる生き方にあふれています。そのどれもがかけがえのないものであることを想像できるよう、授業では様々な文化の起源を目指しています。「もう存在しない」ものを見つけるために必要なのは想像力。それがこの探索でみがかれるからです。こうして「世界の成り立ち」を知り、その価値に気づくことで「寛容性」も生まれます。ちょっと大げさですが、これらの授業は「倫理学」でもあるのです。

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  • 「どこで買っても白菜は白菜、味も同じ。だから安い方がいい」。そう思っている「効率重視」の方は要注意。「どう生きたって結局みんなまあ同じ」という人生観の一歩手前にいるからです。そういう人は無意識に努力や苦労を遠ざけます。必ず。「効率」が悪いですから。でもそれって「私の代わりはいくらでもいる」と言っているようなものなんです。そんな人が送る人生を想像してみてください。僕は皆さんに「かけがえのない人生」を送ってほしいと思います。「効率」なんて気にせず、面倒や失敗も「込み」で様々なことに挑戦していってください。
  • Richard R.P. Gabbrielli,英国 ロンドンの出身です。イギリスとオランダの大学で学びました。専門は応用言語学におけるコミュニケーション学、文化研究と英語教育学で、特に人のコミュニケーションのメカニズムを研究しています。卒業後、ロンドンのIBMで営業部、広報部と人事部で勤務し、またイギリスのNPOとNGO法人で、特任英語教員として、ベトナムとソマリアの難民に英語とイギリスの文化を教えました。日本では、国連英検の面接官も務め、英語、イタリア語、フランス語、そして日本語を話せます。

応用言語学 (コミュニケーション学 ・文化研究 ・英語教育学) の研究。人と人のコミュニケーションの仕方を学び、グローバルな場で良好な人間関係を構築する。

コミュニケーション学では、社会で、授業でのコミュニケーション方法を考えます。たとえば、自分とまわりの人とのコミュニケーションを分析して、それをグローバルな舞台で活用できることを目指します。担当授業は、コミュニケーション学、イギリスとヨーローパの社会と文化、職業英語、リーデイング、ライテイング、リスニング、スピーキングです。

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  • ‘Slowly but surely’ (ゆっくり確実に) の標語は、とても重要な概念です。学ぶことは容易ではありません。大切なのは、自分のペースを守って、頑張ることです。そして自分の強みを見い出して育み、まわりの人のことを考えながら、笑顔で、親切な、素晴らしい人間になって欲しいと思います!
  • 吉原 俊朗

    広島大学大学院工学研究科(博士課程前期)を修了後、中国地方の地域づくりを支援する民間企業への就職やイギリス留学を経て、地方シンクタンクに研究員として就職。その後、20年間、観光地域づくりをテーマに調査・研究業務に従事する傍ら、広島大学大学院で博士号を取得しました。様々な地域づくりのボランティア活動にも関わっています。

観光による地域振興に取り組む地域を支援

人口減少・高齢化の進む日本の各地では、主幹産業の衰退等による地域経済の衰退、担い手の減少、現役世代の負担増等、社会・経済が大きく変化してきています。このような地域を支える産業として期待されているのが「観光」です。観光ニーズの多様化により、どのような地域でも観光による地域振興の可能性がある状況の中、多くの地域で観光による地域振興に取り組んでいます。観光調査やデータ分析だけでなく、観光による地域振興(観光地域づくり)に取り組む地域を支援するために必要な研究を進めていきたいと思っています。

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  • 国際連合が「国際観光年」として指定し、「観光は平和へのパスポート(Tourism; Passport to Peace)」というスローガンを定めたのは1967年です。このスローガンは、「観光」が平和の上に成り立つというだけでなく、相互理解の促進、持続可能な地域の発展に寄与することを表現しています。目指す都市像として「国際平和文化都市」を掲げる広島の地で学ぶ学生の皆さんには、視野を広く持ち、様々な人と交流し、観光が社会に与えるインパクトを認識し、広島と世界をつなぐ架け橋になっていただきたいと思いますし、私はそのお手伝いができればと思います。一緒に頑張りましょう!

教員・研究テーマ

  • 氏名職名研究テーマ学位
  • 戸井 佳奈子教授(学科長)金融システム、ソーシャル・キャピタル博士(経済学)
  • 佐藤 勝秀教授エアラインビジネス、ホスピタリティ、観光政策修士(経営情報学)
  • 戸田 常一教授観光まちづくり、観光政策論博士(工学)
  • 畑井 淳一教授日本文化・異文化・観光における英語コミュニケーション修士(教育学・応用言語学)
  • 星田 剛教授国際マーケティング、流通の国際化、サービス学修士(経営学)
  • Anh-Hao T. Phan准教授 国際教育と文化交流、高等教育の国際化Ph.D.(国際教育)
  • João Romão准教授観光経済・マネジメント、都市計画、持続可能な開発Ph.D.(観光学)
  • 西原 明史准教授中国の文化と社会、文化人類学、まちづくり修士(教育学)
  • R.R.P.Gabbrielli准教授応用言語学(コミュニケーション学、英語教育学)Ph.D.(応用言語学)
  • 吉原 俊朗講師観光景観、観光地域づくり、インバウンド観光博士(工学)