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  • 授業紹介

ゼミナール紹介

演習テーマ保育教育 環境

  • 柿岡 玲子 安田女子短期大学保育科卒業後、広島市立幼稚園に勤務。1995年に安田女子大学児童教育学科に社会人編入・卒業。安田女子大学大学院博士課程(教育学専攻)修了。後期博士課程在学中、保育科非常勤講師として乳児保育Ⅱを担当。2002年より保育科専任教員となる。専門は、乳幼児教育学。現在、保育所・幼稚園・小学校の連携や就学前における環境教育に関する研究を行っている。

ゼミを通じて学びを深める

 家庭の教育力が低下し、地域の人間関係が希薄になってきている現状の中で、子ども達の育ちを支えるために様々な活動を経験させることが求められています。本ゼミでは、まず、この現状を把握した上で、1年次の授業や実習を通して興味・関心を持ったことや疑問に思ったことに向き合うことからはじめます。そして、「保育」に関する多様な事柄からテーマを求め、研究を進めます。最後に研究のまとめとして卒業論文を仕上げていきます。
 本ゼミのこれまでの研究テーマとしては、命の大切さ・虐待・食物アレルギー・自然環境・絵本・植物遊び・里山文化・遊び環境・保育者の資質・気象(雲)・海等々、多岐にわたりますが、「環境」に関するテーマが中心となっています。テーマに基づくゼミでの対話やレジュメの作成・発表などを通して、「保育」の面白さや奥深さに気づいていきます。

実践への架け橋になる学び

 研究を進めるために、地域の役所へ話を聞きに行ったり、公園の遊具の種類や配置・利用状況を調査したりするなど、研究テーマに関するフィールドワークを行うこともあります。例えば、自分が住んでいる地域の伝承話に興味を持った学生は、話の背景を探るために公民館や集会所へ行き資料を収集したり、地域の年長者を訪ねて話を聞いたりすることを通して、自分が住んでいる街をふるさととして再認識し、この街の良さを子ども達に伝えていく方法のひとつとして紙芝居を作りました。また、自作の吸虫管を使い安東キャンパスにいるアリの採集・種の同定を行った学生は、「アリ」の研究を通して生物多様性への理解を深めることができました。
 このように、ひとつのテーマを追求する中で、「保育」を取り巻く多様な視点に気づき、視野を広くもつことができるようになっていきます。また、調査・研究したことをゼミで発表したり聞いたりすることを通して、相手にわかるような内容や話し方、疑問に思ったことの尋ね方など、表現力やコミュニケーション力の大切さにも気づきます。
 短期大学のゼミは1年間ですが、ゼミ生は限られた時間をどのように使い、自分の知りたいことにどのように向き合うか、自分の考えをどのように表現するかを自分自身に問いかけながらゼミに臨んでいます。実践力としての表現力やコミュニケーション力は、ゼミに真摯に向き合うことを通して体得していくのだと思います。

授業紹介

  • 保育原理

    これからの保育を創造するために

    保育とは、人間形成の基礎を培う営みです。保育の歴史や思想、子どもの実態や社会の動向を学び、保育を成り立たせる根本原理への理解を進めていきます。そうした学びを通して「子どもを見る目」「保育を見る目」を確かなものにしていきましょう。

  • 教育原理

    保育・教育を支える柱を学ぶ

    園生活で子どもたちが楽しく遊びながら成長するよう,保育者は常に「いつ」「どうして」「どうやって」を考えて保育をしています。こういった保育を支える理論を学び,最善の保育が展開できる基礎を身につけます。

  • 保育課程論

    保育の見通しを立てる

    育児中の親は子どもに愛情を持って接していることでしょう。保育の専門家である保育者は愛情+体系的な見通しをもって日々の保育にあたっています。そうした保育に必要な立案・実践・振り返りの力を身に付けます。

  • 保育者論

    “保育者になる”について考える

    保育者の使命や職務について理解を深める授業です。保育者の倫理や制度的位置づけ、専門性や職員同士の協働性、世界の保育の国々の実践など多様な角度から“保育者の在り方”を学びます。

  • 家庭支援論

    子育て応援団になろう

    保育者の仕事は子どもとの関わりだけではなく、子どもが育つ家庭に対する支援、すなわち子育て支援も大切な仕事のひとつです。保育者に寄せられる社会の期待を感じながら、「子育て応援団」の一員を目指しましょう。

  • 保育の心理学Ⅰ

    かわいらしさの奥の秘密を知ろう

    人間は、どのような変化をしながら赤ちゃんから大人へと発達していくのでしょうか。自分が成長してきた道程を振り返りながら心の仕組みを学び、これまでの“常識”を越えて子どもを見る目を養っていきましょう。

  • 教育実習

    子どもとふれあい、五感で学ぶ

    学内の講義や演習などで学習した理論・技術を実際の保育場面で、実践・応用・確認してみる機会です。実習園では直接子どもとふれあい、保育者という専門分野の仕事に関わることで、素晴らしさ、責任、奥の深さが実感できることでしょう。

  • 保育内容 健康Ⅰ

    乳幼児の心と体の発育・発達

    この授業では、心身の健康に関して保育のねらいや内容を明らかにするとともに、乳幼児の心と体の発育・発達の特性や身体の成長に関わる今日的な問題点などを理解・認識し、保育のあり方を追究します。

  • 保育内容 人間関係Ⅰ

    仲間と共に育ち合う保育を学ぶ

    人と仲良くなるためにはどんな力が必要で、どんな経験が必要なのでしょうか。自分を育て、人とかかわる力を育てていく援助方法やその考え方を学び、協同的な学びの体験を創りだす実践を学んでいきます。

  • 保育内容 環境Ⅰ

    子どもを取り巻く環境を考えよう

    「環境」の言葉で何をイメージしますか?子ども達を取り巻く様々な環境について、飼育栽培活動や自然物を使った活動を実際に行うことで実践力を身につけ、科学への関心を培っていきましょう。

  • 保育内容 言葉Ⅱ

    あそびゴコロで言葉の世界を探求してみよう

    非言語・言語を総動員してコミュニケーション能力を発達させる子どもたち。その変化を胎児期からたどり、言葉の育ちにかかわる視点と実践力を磨きます。古今東西の「おはなし」「絵本」「アニメ」「シンボル」にもふれます。

  • 保育内容 表現Ⅰ

    豊かな感性の持ち主になるために

    子ども達の豊かな感性を育てていくために、音楽的・身体的な側面から援助する技術と方法を学びます。ひいては保育者として、一人の女性として、よい感性を養っていくことを目標としています。

  • 保育内容 表現Ⅲ

    豊かな表現を培う方とを探りながら学ぶ

    日常生活で我々は何かしらの表現をしている。子ども達が感性豊かな人間形成を育むための多角的表現(音楽的、造形的,身体的)などの視点を総合的に繋げていきます。手作り郷土楽器「鳴子」や日本民謡を使用した表現、幼児用オペレッタなどを取り入れ表現の本質に迫っていきます。

  • 生 活

    飼育・栽培に挑戦しよう

    子ども達は直接かかわる様々な活動や体験を通して、身近な社会や自然を捉えます。生活ではじゃがいもの栽培や草花図鑑作りなどの実践的な活動を通して、体験学習のありかたを間なします。

  • 児童文化

    豊かな子ども文化を創りだす

    かごめかごめや花いちもんめの伝承遊びを知っていますか?三間抜け(時間・空間・仲間)の時代、子ども達は戸外で友達と遊ぶ経験が不足しています。子どもの生活や遊びについて学び、豊かな子ども文化を伝えたり、創りだしたりする保育者をめざしましょう。

  • 器楽 Ⅰ

    生き生き弾いてステキな保育者に

    保育の現場においてピアノは必要不可欠と言わざるをえません。その内容として、こどものうたの伴奏、身体表現活動の伴奏(行進、スキップ)が挙げられます。これらの技能を現場で即実践できるよう実際に使われている曲等を通して身につけていきます。

  • 幼児美術Ⅰ・Ⅱ

    造形を楽しむ~表現する心を幼児につなぐ

    無心に遊ぶ「ままごと」。思いを広げるクレパスの線。幼児期の造形空間は、幼児にとって世界そのものです。豊かな世界を見守り支える造形表現の知識・技術・実践力を、実技を交えて身につけます。

  • 幼児体育Ⅰ

    幼児の運動能力の発達及び運動遊びの理解

    幼児の身体及び運動能力の発達・発育について理解しながら、運動遊びの具体的な内容や指導法について学習します。指導者としての視点を常に持ちながら、体を動かす楽しさを再確認していきます。

  • 乳児保育 Ⅰ

    子育ての極意を学ぶ

    “赤ちゃんは何もできない…”なんて思っていませんか?赤ちゃんは、おなかにいる時からたくさんの力を持っています。その隠された力や発達の道筋を知り、知る人ぞ知る子育ての極意を一緒に学んでいきましょう。

  • 幼児身体表現Ⅰ

    心と体を動かして表現する楽しさを知ろう

    人・モノ・空間・イメージ・音楽などといった環境とのかかわりの中で、心と体をしっかりと動かし、感じ、乳幼児期の「感性と表現力」の育ちについて考えていきます。

  • 幼児音楽Ⅰ・Ⅱ

    美しい音楽を子どもに伝える!

    子ども達が、初めて接する音楽、それを提供するあなた。「音楽とは何か」、「音楽ってきれい」「音楽っておもしろい」それを伝え、教え、育てる力を養います。音楽的良い感性を磨き、音楽の基礎的知識と技能をしっかりと学びましょう。

主な卒論テーマ

  • 昔話の構造と魅力について
  • 大型絵本の読み聞かせに関する研究
  • 「ふるさと」の良さに気付き、大切に思う心を育む
    ―人権に配慮した保育者のかかわり―
  • 子どもの興味を引き出す色付き影絵アニメーションの世界~黒だけじゃない影の魅力って?~
  • 移動運動の習得とその指導法について
    ~動作分析に着目して~
  • ままごと玩具についての考察
    ~ままごと玩具の提案~
  • 西欧の昔話にみられる異界の物語
    ~創作劇「わっ!すご~い!レンジャーと僕と時々こねこ」上演に向けて~
  • 日本の昔話にみられる異界の物語
    ~創作劇「わっ!すご~い!レンジャーと僕と時々こねこ」上演に向けて~
  • 女子大学生の運動学習における自己効力感とその背景
  • 子育てにおけるスマートフォン・アプリの使用に関する研究
  • 絵本に登場する虫に対する保育科生の意識について
  • 子どもにとっての「適当な環境」を焦点化する
  • 動く玩具の魅力について~はたらく乗り物を身近な素材で~
  • 虫の音楽隊~廃材から生まれる音の世界~
  • 子どもと高齢者の世代間交流に関する研究
  • 子どものうたから生まれる表現のよろこびについての研究
  • 「鶴」(「昔話 鶴の恩返し」を用いた現代的ミュージカル作品制作の試み)
  • こびと・こびーと・こびりずむ
    ~心も身体も弾んで乗って、溢れる楽しさリズムにのせて~