• 社会連携

社会連携

  • ① 広島空港で来訪者を迎える立体サインオブジェ

    年間利用者数が600万~700万人程度ある広島空港。空港は地域や世界をつなぐ重要なポイントです。地域の玄関口である広島空港に訪れる旅行者を歓迎するために、広島の魅力をテーマにした立体オブジェが2019年度から展示されています。この立体オブジェは、日本航空株式会社(JAL)をはじめとする関係機関と連携しながら造形デザイン学科の学生が企画・制作したものです。完成した作品は空港の手荷物受取所のターンテーブルに設置され、1年間にわたり旅行者を迎える役割を担います。空港での作品設置作業には学生も参加して展示されます。学生が実際に旅行客の反応も確かめるなど、ものづくりのスキルに加え、社会との関わりを通じて学びを深める貴重な機会にもなっています。
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  • ②広島の観光資源の魅力を発信「県民の浜ブランドプロジェクト」

    豊かな自然が残る広島県立県民の浜。2023年秋より、現代ビジネス学科の学生「Twice up」が、JTB、広島FMの協力のもと県民の浜を盛り上げるための「県民の浜ブランドプロジェクト」を開始しました。現地でのフィールドワークを行いながら、観光資源の活かし方を検討し、課題解決に取り組んでいます。2024年度は、美しい自然を守り、地球温暖化を解決するためのきっかけとなるよう子どもから大人まで参加できるイベントを企画しました。ゴミ拾いや紙芝居、リサイクル工作などを行いながら、地球温暖化問題に対する意識や行動を変えるきっかけになることも目的の一つとしています。2025年度は「学んで遊ぼう!エコの世界」をテーマにイベントを実施しました。地球温暖化対策が日常生活の中でできる「エコクイズ」や、廃材を活用した「アーチェリー」などを行いました。プロジェクトを通し、学生の感性で改めて地域を見つめなおすことで、魅力を発見していく試みを企業とともに行っています。

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  • ③ 書道を生かした地域の活性化

    書道学科では、書道のもつ汎用性の高さを生かし、実践的な活用と活動の場を広げています。広島原爆の日に行われる「Peace from紙屋町」(主催:紙屋町・基町にぎわいづくり協議会)と前日の「ピースアクションinヒロシマ」(共催:日本生活協同連合会、広島県生活協同連合会)は、2025年で12回目の参加となります。また、熊野町とは包括連携協定を2022年に結んでおり、春分の日の「筆の日」をはじめ筆文化の継承と世界への発信に向けた活動を継続しています。書道パフォーマンスを通したメッセージの発信、書道による地域の方々との交流、筆文字の提供や賞状の筆耕などの活動を通し、授業だけでは身につけることが難しい社会性など人間力も育んでいます。「筆の日」当日の「体験イベント」では、あらゆる世代の人々が一緒に楽しめるような体験メニューを考案し、リーフレットや動画の作成、SNSによる発信など広報活動も行っています。こうした行政との連携事業は、学生にとって「社会をつくる」という自信や実感を得る場にもなっています。

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