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客員教授講演会を開催しました

2017.10.31

 10月26日(木)まほろば教養ゼミにおいて、「社会にもっと関心を」というテーマで本学の客員教授で中国新聞社会事業団・理事長の山本一隆先生より、大学3年生を対象として講演会が開催されました。

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 最初に、今年の主な出来事として、昨今の衆議院選挙戦や地元野球球団広島カープのCS敗退など身近な話題から学生の興味や関心を引き出され、続いて、日本が抱える大きな問題として人口減少と少子高齢化問題について振り返りました。そして、『「時代の変化」クイズ』では、食料自給率、子どもの学力、犯罪検挙率など、時代変化をあらわす各種統計データを示され、今昔の比較データについて考えました。また、地元広島に愛着を持とうということで、「広島なんでも日本一」として広島の物産品、工芸品、企業など、注目すべき事柄が紹介されました。

 その後、学生時代に意識して取り組んで欲しいこととして、コミュニケーション能力を磨くこと、そのために笑顔を絶やさず、人の話には素直に耳を傾ける「傾聴」の姿勢が大切であることを話されました。また、ご自身を「トラブル大好き人間」と称し、失敗こそが成長のチャンスであることを、実体験をもとに話され、失敗がもたらす恩恵は必ずある、と強調されました。

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 最後に、「卒業後、社会に出ると様々な人生が待っている、世の中や地域のために貢献することを考えて行動してほしい」と学生にエールを送られました。

 講演終了後の学生からの感想として、「『負けたら終わり』ではなく、『諦めたら終わり』という言葉が印象的だった。失敗を恐れず、向上心をもって残りの学生生活を充実させたい」「自分のことだけでなく、社会の出来事にもっと関心を持ち、自分がどう社会に貢献できるのか、深く考えさせられた」といった声が寄せられ、山本先生の強いメッセージがしっかりと学生達の心に響いていました。

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