12月14日（木）まほろば教養ゼミにおいて、「今を生きる」と題し、本学の招聘教授で中国新聞社　特別顧問　山本一隆先生による、大学3年生を対象とした講演会が開催されました。

本講演では、平和と安全保障、気候変動の危機、貧富の格差の3つのテーマを軸に先生が選ばれた今年のニュースをご解説いただいたり、地元広島をもっと知ろうということで広島発祥の企業・文化についてご紹介いただいたりしました。また、社会に出てからの生き方や、先生が大事にされている考え方についてもお話しくださいました。
「1人の人から15代さかのぼると約3万2千人もの人が関係していて1人でも欠けると今の自分は存在していない。その奇跡に感謝して命のバトンをつないでいこう」「最も大切なのは心身ともに健康であること、笑顔を忘れず、常に前向きにマイペースで進もう」とのお話をいただきました。

学生からは、「『平和を願うのならば、まずあなたが家に帰って家族を愛しなさい』というマザーテレサの言葉が印象に残った」「つまずいても悲観せず周囲の人たちを大切にすることを忘れないようにしようと思った」「広島が発祥の地であるものや、生産量1位のものをたくさん知れて誇りに思えた」といった感想がありました。就職活動へ向けて、社会人になることの心構えや時事問題にもっと関心を持つことを意識した学生も多かったようです。