

9月29日(木)まほろば教養ゼミにおいて、「日本人の美の意識」と題し、本学の招聘教授で上田宗箇流家元 上田宗冏先生による、大学3年生を対象とした講演会が開催されました。
本講演では、神道と仏教などの日本文化について、また浅野長晟の客将であった上田宗箇の茶の湯や能といった文化を中心に話を展開していただきました。
戦国時代の茶人であった武野紹鴎の「花は今一つあれと思う程に」という言葉を引用され、「満点を目指すのではなく少し抑えることで、その余白に感情移入し、それぞれの美しさを見いだすことができる」とお話しくださいました。
学生からは、「日本特有の文化や美の意識が、全世界の人に愛され続けているということを知り、継承していかなければならないと思った」「満点の美ではなく、無限の美を求めていると知り、成長に限度はないと感じた」といった声が寄せられました。