

航空業界への就職を目指す学生を対象に、日本航空株式会社ご協力のもと、一泊二日の東京羽田研修を実施しました。今年は航空系課外講座受講生より25名が参加しました。
以下、国際観光ビジネス学科2年生 村上 遥香さんの参加レポートをご紹介します。
この研修に参加した目的は、航空業界への就職という夢を叶えるために、今後何をすべきかを明確にすることでした。参加者の多くが3年生だったため参加が早すぎたかもしれないと感じていましたが、研修を終えてからは、今年参加してよかったと実感しています。
研修では、日本航空で働く方々の考え方や行動指針、心構えを学びました。特に「ポジティブコミュニケーション」と「やさしい日本語」が印象に残っています。
「ポジティブコミュニケーション」は相手を思いやって行うもので、自分自身にも良い影響をもたらします。人間関係の悩みやネガティブな気持ちを日頃から防ぐことができます。この考え方は、今後の就職活動や留学の場面でも大いに役立つと感じ、すぐにでも実践するように心がけたいと思いました。
私は平和公園の近くのカフェでアルバイトをしており、外国人の方も多くいらっしゃいます。基本的には英語で対応していますが、時にはつたない日本語で注文してくださる方もいらっしゃいます。「やさしい日本語」を使うよう意識していましたが、改めてとても大切さを実感しました。
日本航空の皆さんは職種に関わらず話し方が上手で優しく、志や目標が統一されていることに驚きました。
格納庫見学では、整備中の飛行機を間近に見ることができました(個人的に一番の楽しみだったので期待値が高くワクワクしていました)。
実際に見てみると、想像をはるかに超える大きさに「こんなに大きい鉄の塊を飛ばしているんだ!」と興奮しました。私は見学前に紹介動画を見て、飛行機の特徴などを覚えました。点検中の飛行機がどの機体なのかを見分けることができてとても楽しかったです。普段見ることが出来ないエンジンの内部も見学でき、大満足でした。
JAL SKYMUSEUMでは、日本航空の制服を着てパイロット気分を味わうことができます。ここでは皆で日本航空の機内食をいただきました。
自由時間を利用して友人と見学した羽田空港の第3ターミナルは、第1、第2ターミナルに比べて比較的新しく、国際線メインのターミナルであるため外国人向けの面白い特徴を発見しました。日本橋や飛行機の模型がたくさん並んだ小さなミュージアムストリートがあり、空港内だけでも十分に楽しめました。
往復とも日本航空を利用しましたが、客室乗務員の方々からは高いロイヤリティを感じました。どうしてこのような高級感を演出しているのか疑問に思いましたが「さりげなさ」や「察する気遣い」がその秘訣ではないかと考えています。
今回の研修に参加し、実際に体験してみないと分からないことがたくさんあることを実感しました。就職活動への不安が少し和らぎました。将来は航空業界で働きたいという夢に向けてとても良い刺激を受けました。