

学生のみなさんへ
安田女子大学・安田女子短期大学
教務センター
生成AIの利用について
生成AI (ChatGPT等)の進化・普及に伴い、大学等の教育活動における利活用の可能性や影響を踏まえた取扱いに関し、指針や考え方等の策定が全国的に進んでいます。2023年7月13日付で文部科学省から示された「大学における生成AIの取扱い」を参考に、生成AIの利用について本学の考え方を示します。
1.基本的な考え方
生成AIの利活用は、利便性や生産性の向上、人間の様々な能力をさらに発揮することを可能とするなど、経済社会の発展に繋がるものと期待が持たれています。このため、現代社会では、直接および間接的にも生成AIとの関わりは不可避です。
生成AIが有効と想定される場面としては、ブレインストーミング、論点の洗い出し、情報収集、文章校正、翻訳やプログラミングの補助、言語学習の個別学習などが考えられます。本学は、これからの時代を担う学生のみなさんが、生成AIの有用性や課題を理解し、正しく活用することが重要と考えています。今後のAI技術の進化に応じて、その技術を各自の成長に役立ててください。
2.利用する場合の注意点
生成AIを利用する場合は、少なくとも次の点に注意してください。
(1)個人情報や機密情報の保護
個人情報や機密情報を安易に生成AIに入力すると、入力内容が生成AIの情報の一部となり、意図せず流出や漏洩する可能性が生じます。不用意にこれらの情報を入力しないでください。
(2)情報の信憑性
大規模言語モデルを活用した生成AIの多くは、ある語句の次に用いられる可能性が確率的に最も高い語句を出力することで文章を作成します。その結果、事実と異なる情報をあたかも正しい情報であるかのように出力したり、矛盾する情報を出力したりする恐れがあります。したがって、出力内容を鵜吞みにせず、情報の裏付けを取り、自ら信憑性を判断することが必要です。
(3)著作権の侵害
レポートや課題、学位論文等を作成する際には、出典を明記する必要があります。生成AIの出力内容には、他者の著作物を含む文章またはそれに類似した文章等が含まれる場合がありますので、生成AIの作成した文章等をそのまま利用した結果、既存の著作物に係る権利の侵害となることのないように注意してください。
以上