

造形デザイン学科の学生が考案したカープグッズの販売が始まりました。
この度、販売開始となったカープグッズは3点。
広島市民が旧市民球場建設に向けて行った「たる募金」をモチーフにした「たる貯金箱」は、本体を福井県の桶メーカーが制作しており、プラスチックではなく杉で出来ている本格的な品です。天板は本学のレーザー加工機を使用して、学生たちが一枚一枚手焼きした逸品です。
「カープエクステ」は、レッドverとスラィリーverの2種類。広島の伝統工芸、矢野町の髢(かもじ)の技により生産されており、耐熱性があり、ドライヤーやヘアアイロンにも対応しています。
学生によるカープグッズの考案は、産官学連携による新商品開発プロジェクトとして昨年9月から始まりました。
株式会社みづま工房デザイナーの皆様、そして公益財団法人広島市産業振興センターデザイン開発室の皆様のご指導のもと、学生たちはアイデアの抽出方法や素材・色彩等の製品開発に必要な専門知識を質問し、プロダクトデザインを考えてきました。
初期段階でのアイデアスケッチは約700案。その中から、「カープグッズ」に相応しい活動的なコンセプトと若々しい女性目線のアイデアを評価基準として、13案に最終案を絞り込みました。絞り込みの過程においては、広島東洋カープオーナー代行の松田一宏様ご列席のもと、学生たちがプレゼンテーションを実施。価格や生産量など、専門的な観点から列席者の皆様に助言をいただき、ついに商品化へと至りました。