私が専門としているのは臨床心理学で、臨床実践の中からどのような知を見出せるのかに深い関心があります。

臨床的な視点は、大学教員に転職する前、単科精神科病院にて常勤臨床心理士として勤務していた10年間で培われました。セラピーのオリエンテーションは、無意識の存在を積極的に認める精神力動学派（精神分析学派）です。

また、現場の要請から、多職種連携協働やそのための教育の方法論の開発にも携わっております。ただ、多職種連携協働とは、いわば「密」に他なりませんので、WITHコロナの時代におけるあり方を新たに模索する必要があるだろう、と考える今日この頃です。



『心理学をまじめに考える方法』『大学で学ぶ心理学』（いずれも誠信書房）などの心理学の学びについての翻訳書も刊行しています。



最近は、対人援助職の方々を対象にしたオンライン研修会の講師を務める機会も多くあります。