社会連携

地域が学びの舞台になる

学生たちが地域に出て、地方自治体や企業と連携し、共同プロジェクトや各学科の専門性を活かした国際交流・社会貢献など、さまざまな活動を展開しています。それぞれの課題に学生たちが積極的に取り組むことで、主体性や社会性を高めています。

公共経営学科

地域と大学が紡ぐ紙布の可能性

江田島市で130年以上受け継がれてきた伝統織物「紙布しふ」。近年は需要の減少が課題となっています。その魅力を多くの人に知ってもらおうと、公共経営学科の学生が企画・運営し、広島市平和記念公園レストハウスで紙布を使ったうちわ作りのワークショップを開催しました。会場には観光客や子どもたちが訪れ、紙布と竹を使ったオリジナルのうちわ作りを楽しみました。
このほかにも、「紙布スリーブ」の開発や「Kamiora」というブランドの立ち上げにも取り組み、地域と大学が連携して伝統素材を現代の暮らしの中で活かす活動を進めています。

国際観光ビジネス学科

観光で地域の力を引き出す

農林水産省中国四国農政局や株式会社JTBと国際観光ビジネス学科の学生が連携し、瀬戸内海の離島・豊島(香川県)を舞台に、インバウンド向け農泊の魅力向上に取り組むプロジェクトを実施しました。学生たちは島を訪れ、古民家を活用した宿泊施設や豊島美術館、段々畑などを巡りながら地域の観光資源を調査しました。さらに、地元農家とともに収穫した野菜を調理するなど、農泊ならではの体験も行いました。また、関係者との意見交換も行い、観光を通じた地域活性化の可能性について議論しました。調査の成果はシンポジウムで発表され、地域の魅力を国内外に発信する取り組みとして展開されています。

管理栄養学科

栄養学で社会や地域とつながる

株式会社オクモトが展開するおむすび専門店「おむすび膳七」と管理栄養学科の学生が連携し、新しいおむすびメニューの開発に取り組みました。学生たちは栄養学の知識を活かし、日常の食事で不足しがちな栄養素に着目しながら健康を意識したメニューを考案しました。特に、女性に不足しやすい鉄分を補える食材を取り入れるなど、学生ならではの視点を生かしたアイデアを提案し、試作や検討を重ねて開発を進めたことで、学生の考えたメニューが実際の店舗で販売される商品として形になりました。このように管理栄養学科では食を通して健康づくりに貢献する取り組みを実施しています。

造形デザイン学科

平和に想いを込めたデザインが広島を彩る

平和の花の祭典「ひろしまフラワーフェスティバル」で、会場のシンボルとなる「花の塔」のデザインを造形デザイン学科の学生が担当しました。高さ約8メートルの塔は、色とりどりの花およそ8,000鉢で装飾され、会場を華やかに彩りました。この年は、広島にとって被爆80年の節目の年であったことから、学生たちは「平和への想い」をテーマに、広島から未来へ続く希望や願いをデザインに込めました。多くの来場者が訪れるイベントのシンボルとして、花で表現されたデザインが人々の目を引き、平和について考えるきっかけにもなりました。

空の玄関口におもてなしのデザインを

広島空港は、地域と世界をつなぐ重要な玄関口です。この地を訪れる旅行者を歓迎するため、2019年度から造形デザイン学科の学生が、日本航空株式会社(JAL)をはじめとする関係機関と連携して、広島の魅力をテーマにした立体オブジェを企画・制作しています。完成した作品は手荷物受取所のターンテーブルに設置され、1年間にわたり人々を迎えます。設置作業には学生自身も参加し、旅行客の反応を直接確かめるなど、ものづくりのスキル向上に加え、社会との関わりを通じて学びを深める貴重な機会となっています。

情報科学科

脱炭素×デジタルで持続可能な社会へ

東京科学大学やNGK株式会社と情報科学科の学生が連携し、カーボンニュートラル社会の実現に向けた研究を進めています。カーボンニュートラルとは、二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量をできるだけ減らし、森林などによる吸収量と差し引きして実質ゼロにする取り組みのことです。
研究では、化学反応をより効率よく進める装置の設計をテーマに、コンピュータシミュレーションやAIを活用しながら新しい技術の可能性を探っています。大学と企業がそれぞれの知識や技術を持ち寄りながら研究を進めることで、環境問題の解決につながる技術の実現が期待されています。

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社会連携・産官学連携等の問い合わせ先

安田女子大学 企画部
TEL:(082) 878-9980
E-mail:kikaku.box@yasuda-u.ac.jp