loading
安田女子中学高等学校

トピックス

STEAMコース協力によるマザーハウス広報誌ができました

20230318_jh_steam_001_002.jpg

STEAMコースでは「途上国から世界に通用するブランドをつくる」を理念として掲げるマザーハウスさんと連携し、2023年3月に中四国初出店となる「マザーハウス シミント広島店」のオープンへ向けて共同プロジェクトを行ってきました。


2022年11月にスタートしたプロジェクトは、高校2年生8名、高校1年生3名の計11名の生徒が集まり、開店初日に配布するオープニングペーパーの制作と店舗内の什器づくりを協働で行うこととなりました。まずプロジェクト開始にあたって副社長の山崎さんから、マザーハウスの立ち上げからこれまでの経緯、広島店を立ち上げるにあたっての想いをお話いただきました。

20230318_jh_steam_009_001.jpg

オープニングペーパー制作では、最初にコンセプトメイキングを行いました。本プロジェクト全体をコーディネートいただいているMinagartenの谷口さんとオープニングペーパーの制作・印刷を担う中本本店の竹内さんにファシリテートいただき、お店や商品ができるまでに関わる人たちの想いを伝えるものにすることを決めました。

20230318_jh_steam_002_001.jpg

そこで代表の山口さん、副社長の山崎さんをはじめ、8名の方にインタビューを行いました。Zoomでバングラデシュ、インドの工場とも繋ぎ、商品を制作している現地の人たちにもインタビューを実施。工場の中も紹介してくださり、スタッフが生き生きと働く様子が画面越しにも伝わってきました。インタビューを実施するにあたり、テレビ局の方に「取材をする時は、まず相手に興味を持つこと」という心得をアドバイスいただき、2人1組でしっかりと準備を行った上で臨みました。

20230318_jh_steam_003_001.jpg


また、今回店舗ができる「シミント広島」は旧広島市民球場跡地であり、その歴史も伝えたいと考え、広島市立中央図書館に協力いただき、旧広島市民球場に関わる資料や戦前の地図なども見せていただき、オープニングペーパーにも盛り込むこととなりました。

20230318_jh_steam_004_001.jpg

こうして集めた情報をそれぞれ記事としてまとめていきます。それぞれ30分以上取材した内容をレイアウトにあわせて200字程度にまとめるという作業は思いのほか難しいものでしたが、多くの方にサポートいただき、最終的には「広島と世界をつなぐ思いのバトンリレー」というタイトルを表現できる記事に仕上がりました。大きな誌面を8つ折りにしてありますが、折りたたんでも広げてもデザインが両立する工夫がされた素敵なオープニングペーパーが完成しました。

20230318_jh_steam_005_001.jpg

並行して店舗でバッグなどを陳列するための什器づくりも行いました。「版築」という、土を押し固めて地層のようなグラデーションを生み出す古来からある建築手法を用いて3つの什器を製作しました。今回内装を設計した建築家の内野さん、島谷さんからやり方を習い、3色の異なる色の土を順番に入れていき棒で押し固めていきました。


そして、ここで広島らしさの一工夫。ある層にだけ牡蠣殻を混ぜてアクセントをつけています。出来上がった什器は、実際に商品を置いて使用されますので、ぜひお店でご覧ください。

20230318_jh_steam_006_001.jpg

20230318_jh_steam_007_001.jpg

本プロジェクトでは多くの方にサポートいただきました。


最初にお話をくださり直接生徒に想いを届けてくださったマザーハウス副社長の山崎さん、生徒に沢山のメッセージをくださった代表の山口さん、学校に足を運んでシミント広島店への想いを語ってくださった大島さん、バングラデシュ、インドからマザーハウスの魅力を伝えてくださったマムンさん、スヤシさん。生徒たちが考えたアイデアをデザインに落とし込んでくださった中本本店の竹内さん、河村さん、取材にも快く応じてくださり版築ワークショップを企画してくださった建築家の内野さん、島内さん、旧広島市民球場に関わる貴重な資料を見せてくださった中央図書館の皆さん。そしてプロジェクトの立ち上げから常に生徒に伴走いただき、多くの方とおつなぎ頂いたMinagartenの谷口さん、マザーハウス広報の佐々木さん。他にも多くの方々にサポートいただきました。


この場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございました。

20230318_jh_steam_008_001.jpg