タンポポ遺伝子解析実験
2023.07.177/14(金)高校1年生STEAMコースによる「タンポポ遺伝子解析実験」の最終回が行われました。
5月に始まった第1回ではタンポポのDNAを抽出し、先月は抽出したDNAをPCRにかけて増幅させ、いよいよ最終回。その最終回の今日はいよいよDNAの鑑定です。DNAサンプルといくつかの試薬をマイクロピペットでごく少量ずつ混ぜ併せて電気泳動装置に注入していきました。非常に集中力を要する作業に、生徒たちも緊張感をもって取り組み、1つ1つの工程を進めて行きました。電気泳動をしている約30分間、改めて遺伝子の構造などのレクチャーを受け、基礎知識の確認もしました。
そして・・・いよいよ電気泳動の結果を確認する瞬間。息をのむ緊張の時間でしたが、どの班もキレイなバンドが現れ、そのバンドをもとに在来種・外来種・雑種の鑑定を行うことができました。無事どのサンプルもエラーなく鑑定ができ、4月のタンポポ採取時点で外観から判断したものと比較をしていきます。
今後はこの鑑定結果をもとに考察をし、研究発表するための準備(ポスター制作等)をしていきます。数多くある実験の工程の中で、失敗しているかもしれない・・・と言う不安のある中での最終回。生徒全員の思いがきちんと形に出て、実験は大成功に終わりました。この実験をご指導してくださった三浦先生、そして実験準備など影でたくさん支えてくださった実験助手の山本先生、宮本先生に改めて感謝いたします。今後の発表にもご期待下さい。








