研究室・ゼミ紹介
池田 嘉人ゼミ
絵画、インスタレーション、映像、写真などの作品制作
本ゼミでは、絵画などの平面をはじめ立体や写真、映像など広く造形に関わる多様な表現メディアを使って創作研究を行います。アートやデザインに限らず、多くの創造行為の根底には確かな技術と美意識があります。
1、2年次で身につけた技術を更に磨き、自分に合った素材や表現方法を見出すと同時に、生活美学的な視点による理論研究も深化させることでそれぞれの独自性を発見していってください。
また、社会との接点を構築し広くアピールしていく力を培うために、地域と連携したアートプロジェクトなどにも積極的に参加していきます。
卒業論文テーマ(例)
- 自然と人間をテーマとしたサウンドアート
- 不条理演劇から考える人間観
- 紙を活かしたカレンダーの新規提案
- 茶殻を再利用する新規コスメブランドの提案
- 運動に苦手意識を持つ子どもたちを対象とした玩具の開発
- 忘れること記憶すること ~認知症の祖母から考える~
- 広島の名菓を活性化させる為のリブランディング
- メタファーとして描く点についての研究
- 宮島の伝統工芸を活性化に繋げるブランディング戦略
- 平面作品の空間を立体化することによる認知的差異についての考察
佐々木 誉斗ゼミ
陶芸を主体とする創作活動
本ゼミでは各々の芸術的感性に基づいて、ジャンルを問わない、多様で自由な陶芸表現を目指した創作活動を行います。学生自らが「課題」や「テーマ」を設定し、実材実習を通して粘土に手で触れながら、造形に対する独自の理解、豊かな感性、柔軟な感覚を磨いていきます。
作陶に対する専門的な知識と技術を身に付けていくことで、確かな造形力が培われるだけでなく、手仕事に対する知見を深めていきます。リサーチやテストピース(試作)などの個別の創作研究活動を通して、現代に生きる私たちの視点から伝統に基づく「陶芸」を捉え直すとともに、これまでになかった新しい発想や美意識を組み合わせ、独自の自己表現へと展開できるような創造的実践を目指します。
卒業論文テーマ(例)
- 華を添える花瓶-花なき陶器のあるべき姿-
- 陶芸における記憶と省察
- 陶芸における異素材の表現について-日常と幽霊の境目-
滝口 隆久ゼミ
生活を快適に豊かにするプロダクトデザイン研究
本ゼミでは、身の回りにある生活を、快適に豊かにするテーマを探し、プロダクトデザインプロセスの①観察、②探究、③創造、④評価のプロセスに取り組みます。観察、調査、分析した内容を基にアイデアを展開し、デザインを発想して課題が解決され生活が快適になるプロダクトデザインの創造を目指します。
3年次は、プロダクトデザインを行うために小グループで自分たちのテーマを決めて①観察、②探究、③創造、④評価のプロセスを実践学習します。ゼミの時間は、調査、コンセプト、デザイン・アイデアスケッチ検討をグループ単位で行い教員による説明、講評、ゼミ生とのディスカッションにより理解を深めることに重点を置いています。
4年次は、各自が解決したい課題や快適になるテーマを考えプロダクトデザイン開発に1年を通して個人で取り組み、教員との検討、ディスカッションを通して卒業制作、卒業論文を作成させます。テーマを決めて、①観察(市場、ユーザー調査)、②探究(ニーズ抽出、コンセプト作成)、③創造(アイデア、デザイン案の創造)、④評価(ニーズを満足させるデザイン案になっているか)のプロセスを実践学習しデザインを創造し卒業研究を完成させます。
卒業論文テーマ(例)
- ポイ捨てをなくすごみ箱の研究とデザイン
- お洒落をしながら日常を便利にするデザイン研究
- ユニバーサルデザインコスメ
- お年寄りの生活をサポートするアイテムデザイン
- 子供の音楽への苦手意識をなくすプロダクトの研究
- 料理が苦手な人でも楽しく作れるキッチングッズ研究
- 子供のデジタル依存の悪影響を解決するプロダクトの研究
- 猫を飼っている人の不満を無くすグッズ
- 誰でも・どこでも・簡単に使える哺乳瓶のデザイン研究
- 子供の発達をサポートする玩具~ごっこ遊びの中で身に着ける能力~
谷口 和弘ゼミ
ロボット、IoT(モノのインターネット)、データサイエンス
本ゼミは「人を幸せにしたいというオモイを “柔(やさ)しさ と剛(つよ)さ” でカタチにする」ことを理念にしています。柔(やさ)しさとは人としての品格、剛(つよ)さは幸福を築き上げるための技術や知恵です。
本ゼミは、心づかい、気くばり、思いやりのもとで、ロボット工学、IoT(モノのインターネット)、データサイエンス、そして知恵によって、熱意を持って人々を幸せにするためのモノを研究開発しています。
卒業論文テーマ(例)
- 競走馬が駆け抜ける動きを歯車で表現したカラクリ(ロボット)
- 写真からそれを撮影したカメラマンの心理を推定するAI
- 目や口の開閉動作でスマートフォンが操作できるガジェット
- ロボット活用したwebコンテンツの表現
福田 惠ゼミ
現代美術(インスタレーション、タイムベースド・メディア、場の記憶、環境課題などの芸術表現研究)
本ゼミでは、作品制作を中心にアートやデザイン、音楽や文学、あるいは食や科学といった領域横断的で自由な研究活動を行っています。また、表現媒体を限定せず、不可視の概念や記憶を含め世界にある全ての存在を素材(テーマ)とし、発想力と造形力を重視した多彩な演習課題に取り組み、理論と実践の両方を育んでいます。
3年次から始まる卒業研究では、作品制作からグループでの展覧会企画・開催に取り組む過程で、他者の様々な見解や芸術哲学に触れます。また、地域との連携プロジェクトにも積極的に関り、様々なものごとを多角的に考察する機会を持ちます。特に広島はその歴史から世界的に知られる都市であり、文化芸術がこれからの社会にどのように貢献できるのかという問いはとても重要だと考えています。
様々な経験を通じて視野を広げ、自分という存在ともしっかり向き合い、そして卒業後も真の豊かさについて問い・考え・求め続けることのできる人となって欲しいと願い、日々多様な取り組みを行っています。
卒業論文テーマ(例)
- 光と空気の認識と知覚
- 五感で味わう近代文学について
- 失恋をテーマに物語を編纂する研究
- 夜に温もりを与えるホスピタルアート
- ロスフラワーを用いた花の廃棄量の可視化
- 廃材を利用した新たなメッセージカードの提案
- ジェンダーレス社会における化粧品パッケージの開発
- 美とは何か -ダイエットに囚われる人々への問い-
- 映像作品を通してみる 自身と他者の関わり方
- デザインオノマトペ -音から連想する形や色について-
- サウンドスケープを用いた 地域の魅力発信コンテンツの制作
- 海に関する小説と歌を解析し、地方性や海洋ごとの特徴を表現した曲の制作
- 「弱点克服」克服プロセスの可視化、及び体験型展示計画
- 水の状態変化を利用した インスタレーション作品の制作
- 感熱紙を使用したサイト・スペシフィック・アート研究
- 若者に向けた不妊・不妊治療啓発ツールの提案
- ファッションの不易流行に基づく作品制作
- 不便が生み出す益。再発見ツールの提案。
- 竹原市の竹工芸を受け継ぐアイデア
- 絶滅した生き物の展示提案作品
福永 敦ゼミ
映像と写真
本ゼミでは、主に映像制作と写真表現について研究しています。 映像制作では、コマーシャル映像、ドキュメンタリー映像、プロモーション映像、ショートフィルムなど、幅広いジャンルからテーマを選び、制作・研究を行います。過去には、教員と協働し、演劇の練習風景から本番までを記録したドキュメンタリー映像を制作した実績もあります。
写真表現については、一眼レフカメラを使用した撮影を基本に、写真技法や広告用スチール撮影を学びます。コンペティション応募作品の制作や写真集の制作などを通じて、撮りたい写真を撮るための知識と実践力を養います。
映像や写真は、スマートフォンひとつでSNSに投稿できる時代となった今、もはや特別なメディア表現ではなく日常的な手法となりました。しかし、本ゼミではその身近な表現手段を取り入れつつ、アートやデザインの分野で求められる高度なスキルと発想力を身につけ、現代のニーズに応じた表現の可能性を探求しています。
卒業論文テーマ(例)
- Silent Dive ~心へ潜る水族館~
- 映像がもたらす人とのつながり
- 体験型ボードゲームによる社会的想像力への試み
- AIが追い越せない領域
- ディップフラワーと花言葉による感情の可視化