私は障害のある子どもとその家族への支援を専門としています。私の研究の原点は、故郷の熊本県水俣市での水俣病の体験にあります。幼少時からの障害のある方やその家族との関わりの中で、多くの方々が不安を抱き、心の支援を必要としていることに気付かされました。心の触れ合いの大切さを研究における主眼としています。大学での講義として、障害者・障害児の心理、特別支援教育論等を担当しています。また、心理教育相談として個々の子どもに応じた支援のあり方、家族に寄り添った子育て支援、地域との連携づくり等に取り組んでいます。子ども達の輝かしい笑顔に励まされ、これからも前進していこうと思います。