くすのきブログ
草つみ ~自然と仲間とふれあって~
待ちに待った1・2年生合同のくすのき「草つみ」を実施しました。天候の関係で延期となっていた活動でしたが、その分、子どもたちの期待も高まっていたようです。当日は青空にも恵まれ、活動場所である学校裏の公園と河原の公園に元気な声が響きわたりました。
本校では、低学年の時期に身近な自然にふれる体験を大切にしています。草の匂いや土の感触、風に揺れる花の動きは、教科書だけでは決して伝えられないものです。「見つけた!」「きれい!」と心がときめく瞬間こそが、その後の学びの土台になっていく----そう考えて、今回の活動を計画しました。
身近な草花に親しみながら季節を感じること、1・2年生のペアでの活動を通して思いやりや協力の心を育てること、そして公共の場の使い方を実体験のなかで学ぶこと。子どもたちにとって、たくさんの種が蒔かれる時間になればと願っての一日です。
活動の前には、教室で入念な話し合いの時間を持ちました。どんな草花を見つけたいか、どんな遊びができそうかを、ペアでじっくり相談します。特に印象的だったのは、2年生の姿でした。昨年度、自分たちが1年生として連れて行ってもらった経験を思い出しながら、「ここは段差があるから気をつけてあげようね」「○○さんは何が好きかな?」と、相手のことを考えて打ち合わせを進めていきます。たった一年で、ここまで頼もしくなるのかと、私たち教員も子どもたちの成長を実感する時間となりました。
公園に到着した子どもたちは、説明を聞くとすぐに、草むらへと駆けていきました。シロツメクサを集めて冠を編む子、カラスノエンドウのさやで笛を作って吹き鳴らす子、見たことのない虫を見つけてペアでじっと観察する子。手と目と心をいっぱいに使った遊びが、あちこちで自然と生まれていきます。2年生が1年生の手をそっと引いて歩く姿、1年生が「これ、なあに?」と無邪気に尋ね、2年生が少し誇らしげに答える姿。ペアの絆が活動を通して確かに深まっていくのを、私たちはそばで見守っていました。
教室に戻ってきた子どもたちの表情は、それぞれでした。「楽しかった!」と満ち足りた顔の子もいれば、「もっと遊びたかった......」と名残惜しそうな子もいます。どちらの表情も、子どもたちの心が今日の時間に確かにときめいていた証だと感じました。
本校ではこれからも、季節の移ろいに寄り添いながら、自然とふれあう活動を続けてまいります。一人ひとりの「見つけた!」「やってみたい!」という小さなときめきを大切に受け止めながら、子どもたちが豊かな感性と、仲間との確かな関係を育んでいけるよう、教職員一同、心を込めて見守ってまいります。