1月24日(水)に、池坊広島支部の吉原先生をはじめ、4名の講師の先生をお招きし、華道教室を行いました。
まず、はさみの使い方を習いました。堅い茎もあり、ついつい力尽くで切ろうとしてしまう子どもたちも、はさみの使い方を丁寧にご指導いただくことで、優しくはさみを扱い、花の命を大切にするような気持ちで切っていく姿が見られました。
「1つ1つのお花に個性があるのですよ。少し枯れていたり、曲がっていたりしていたとしてもそれもひとつの素敵な個性です。ぜひ生かしてあげてくださいね。」と先生からお話をいただき、花1つ1つの個性を尊重しようと力を尽くして生けていく子どもたち。
「もっと短い方がいいかな。」「ここにこの花がくるということは...」など独り言をつぶやき、頭を抱える様子を見せながらも、その表情はとても生き生きと目を輝かせて花を生けていきました。
完成したときには担任へこっそり「私、天才かもしれません。」と満足顔で伝えに来る子も。生けた花を見てみると、生けた子どもの気持ちや個性がしっかり表れた作品となっていました。
この体験後、子どもたちの感想の中からは「ますます花が好きになった。」「集中して取り組むことがとても楽しかった」「命があるものから命をいただいて学ぶ機会はこれからの学校生活でもあると思うので、そのときにはその命に感謝をしたい」など、華道の心に触れて、命の大切さや感謝の気持ちを学んだ様子が感じられました。