くすのきブログ
4年生のくすのきでは、さまざまな立場の人との関わりを通して、相手の立場や気持ちを考えたり、関わり方を学んだりする「共に生きる」という単元があります。その単元の第1弾として、安田幼稚園年長さんと交流をする「おはなし広場」を開き、パネルシアターと絵本の読み聞かせをしました。当日に向け、パネルシアターも読み聞かせも何度も練習を重ねました。
そしてついに10月31日の本番。
練習の成果をしっかりと発揮し、明るく、元気に、パネルシアターを披露しました。園児さんもお話の世界を食い入るように見ており、楽しんでくれた様子でした。
読み聞かせの時間では、思いを込めて選んだ本を楽しんでくれるかと少し不安な様子がありながらも、園児さん1人1人とゆっくりと向き合い、反応を見ながら読み進めていました。読み終えた後に「どうだった?」と聞くと「楽しかった!」と答えてくれる園児さんの笑顔を見て、ほっとした表情を見せていました。
今回のテーマである「共に生きる」。相手の立場や気持ちを考える、ということは思っているよりも難しいことです。4年生の反省の中には、「園児さんが楽しんでくれて良かった」「練習の時のように大きな声で読めてよかった」と達成感を感じているものが多くある一方で、「読み聞かせのときに、自分ばかりが話すのではなく、もっと園児さんの話すペースに合わせて話したり、気持ちをたずねたりすればよかったと思った。」と書いている子もいました。
「相手のために」と考え行動することの達成感や難しさを学んだ4年生でしたが、どの子も歳下の園児さんのことを「大切に思う気持ち」を持って学習を進めることができたと思います。この経験が、これから高学年になる準備をしていく実生活の中で生かしていけることを願っています。