くすのきブログ
2年 算数 水のかさ
その他
2年生の算数では「水のかさ」の学習に取り組んでいます。1年生では、かさを比べる方法として直接比較や間接比較(別の容器に移して比べる)、任意単位による比較(コップ何杯分かで比べる)による比較を学習しています。
2年生では、1年生での活動の上に、かさの普遍単位(L、dL、mL)を学んでいきます。子どもたちは、生活の中で、LやdLを目にし、知っています。しかし、その単位を使ったり、どれくらいの量なのかイメージをもったり、その利便性(いつでもどこでも通じること)について考えたりしてきた経験は、お子さんによって様々です。そこで、授業では、単に問題演習を重ねるのではなく、豊かにこれらの経験を重ねていけるように、様々な活動を組み込みました。例えば、「学校で用意したやかんに入ったお茶と同じかさのお茶をお家で作ってみよう」という課題をみんなで考えました。1Lマスを使って計測していくと、「はした」が出てきます。「はした」があると、お家の人に言葉でうまく「かさ」を伝えることができません。子どもたちは、「長さ」の学習で「mm」を学んだ時のことも思い出しながら、より細かい単位があるとうまく伝えることができることに気が付きました。そこで、「dL」について押さえることで、普遍単位の良さに気が付くことができます。また、実際に色々な容器に入った水を計測したり、1Lマスは1dLマス何杯分か水を移し替えて試してみたり、プリンカップなどを使って1dLマスを作ってみたりすることで、楽しんで量感を育むことができました。
「算数」は数に関わるあらゆる感覚を育む教科です。低学年だからこそ、豊かな経験をして欲しいと願いを込めて授業に取り組みました。










