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くすのきブログ

6年生 社会 火縄銃に触れてみよう
くすのき

 歴史学習で、戦国時代に使用された火縄銃を実際に触り、当時の戦国大名たちがどのようにして火縄銃を活用するようになったかを考えていきました。

 火縄銃は、1543年に種子島に漂着したポルトガル人の武器商人から購入し、国産化することによって日本全国に広まっていきます。二挺で2000両(現在の約2億円)という莫大な額で買収したと言われています。この新しい武器の伝来は、これまでの戦いのスタイルを大きく変えていきます。鉄砲を主とした戦いで有名なのは「長篠の戦い」です。当時、最強と名高い武田軍の騎馬隊を織田信長率いる鉄砲隊が打ち破ります。

 高い威力と射程の長さを誇る火縄銃ですが、多くの戦国大名はすぐには取り入れようとしませんでした。なぜでしょうか。

 「本物の火縄銃だ!」「かっこいい!」初めて間近で火縄銃を見た子どもたちは興奮気味の様子でした。しかし、いざ手に持ってみるとその重さと大きさに「重たすぎる!」「これを持って山の中(戦場)を移動するなんて大変。」と口々に話していました。連射ができず、次の射撃までに1分ほどかかることや天候に左右されることなども、実際に本物を触ってみる中で「確かにこれは大変だ」と納得できたようでした。