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Hknot+の挑戦
2026年4月、公共経営学科地域活性化ゼミでは、広島で挑戦する人と若者をつなぐプロジェクト「Hknot+(エイチ・ノット・プラス)」を起ち上げました。
Hknot+が生まれたきっかけは、学生たち自身の経験でした。
地域活性化ゼミでは、3年前から江田島市で130年以上の歴史をもつ伝統織物「紙布(しふ)」と出会い、その端材を活用した商品開発に挑戦してきました。
しかし、アイデアを実際の商品にしようとすると、「マーケティングは誰に聞けばいい?」「デザインは?」「製造や販売は?」と、分からないことばかり。広島には豊富な知識や経験をもつ人がたくさんいるはずなのに、私たちにはその存在が見えず、どうすればつながれるのかもわかりませんでした。
「何かやってみたい。でも、誰に相談すればいいのかわからない」――。 この学生たち自身の経験から生まれたのが、Hknot+です。

▶「何かやってみたい」を、次の一歩へ
広島には、起業家、デザイナー、クリエイター、職人など、さまざまな分野で挑戦を続ける人たちがいます。
Hknot+では、そうした人たちを学生自身が取材し、その活動や経験、挑戦の背景にある思いなどを紹介していきます。
目指しているのは、学生の「こんなことに興味がある」「何かやってみたい」という、まだ輪郭のはっきりしない思いからでも、次の一歩につながる人や情報を見つけられる人物ポータルサイト。
「H」には、広島/ここ、Human、希望のHope、Hubという意味が込められています。
それらを「knot=結び」、新しいつながりを広げていくことがプロジェクトの目標です。
▶学生の「想い」を、プロのクリエイターに伝える
現在、この構想を実際のWebサイトとして形にするため、「デジタルハリウッドSTUDIO広島」の皆さんと連携し、ロゴとWebサイトの制作を進めています。
7月には、制作を担当するWebデザイナー専攻の受講生の皆さんと学生によるヒアリングを実施しました。

「どんな学生に使ってほしいのか」
「どんな人を紹介したいのか」
「Hknot+を通して、どんな出会いを生み出したいのか」
デザインをお願いするためには、まず自分たち自身が「何のためにこのプロジェクトをするのか」を説明できなければなりません。
学生たちは、これまでの活動や自分たちが感じてきた課題を振り返りながら、Hknot+で実現したいことを自分たちの言葉で伝えました。
▶一つのロゴを、対話しながらつくっていく
ロゴ制作も本格的にスタートしました。
講評会では、人と人とのつながり、広島らしさ、親しみやすさなど、Hknot+のコンセプトをさまざまな角度から捉えたロゴが提案されました。
さらに、採用された案をもとに学生たちの意見を反映し、「色」「表情」「広島らしいモチーフ」という視点からブラッシュアップ。瀬戸内海をイメージした水色、広島のもみじをイメージした色、大学とのつながりを表す色など、複数のバリエーションが提案されました。
完成したデザインだけを見るのではなく、なぜこのデザインなのか、誰にどのような印象を届けたいのかを考え、制作者と意見を交わしながら一つの形へ近づけていきます。
学生たちは「制作をお願いする側」ではありますが、すべてをプロに任せるわけではありません。自分たちの思いを伝え、提案を受け止め、考え、再び意見を伝える――。この対話の積み重ねも、学生たちにとって大切な学びになっています。

▶ロゴから、Webサイトの「設計」へ
現在は、ロゴだけでなくWebサイト制作も本格化しています。
ワイヤーフレームを見ながら、「サイトを訪れた人は何を知りたいのか」「人物紹介にはどのような情報が必要なのか」「問い合わせはどのような仕組みにすれば安心して利用できるのか」など、実際に利用する人の視点から一つひとつ検討しています。
ここでも大切なのは、「載せたい情報」ではなく「使う人にとって必要な情報は何か」を考えること。
学生のアイデアを、Web制作の専門的な視点とすり合わせながら、Hknot+の理念を実際に機能するWebサイトへと変えていく作業が続いています。

▶いずれ「Hknot+」は100人へ。その先に、リアルな「出会い」を
Hknot+は、Webサイトを完成させることがゴールではありません。 まずは、実践者からスタートし、最終的には100人へ――。
分野や所属を越えて、広島の「人」という地域資源をつないでいくことを目指しています。
さらに、人をWeb上で「知る」だけで終わらせず、実際に会い、話すことのできるリアル対話の場「First door」も構想しています。

人を知る。人とつながる。そして、一歩を踏み出す。
一つの出会いが一人の若者の背中を押し、その挑戦が、また次の誰かとの出会いにつながっていく。
Hknot+を通して、広島で挑戦する人と若者がつながり、挑戦が循環していく未来を目指します。
学生たちの「困った」という実体験から始まったHknot+。
これからどのような人と出会い、どのような新しい「結び目(knot)」を生み出していくのか、今後の活動にもぜひご注目ください。
詳細は以下をご確認ください。
デジタルハリウッドSTUDIO広島BLOG1
デジタルハリウッドSTUDIO広島BLOG2
デジタルハリウッドSTUDIO広島BLOG3
■学生コメント
私たちは、広島で活躍する100人の方々と、何かに挑戦したい学生をつなぐWebサイトの制作に取り組んでいます。
「デジタルハリウッドSTUDIO広島」の皆さんと、ロゴやWebサイトのデザイン、掲載内容やページ構成などについて検討を重ねてきました。
その中で、自分たちが実現したいことを相手に正確に伝え、それを実際に使う人の視点からWebサイトの形にしていく難しさを実感しています。
何度もすり合わせと試行錯誤を重ねながら、「何かに挑戦してみたい」と思う若者が、新たな人と出会い、一歩を踏み出すきっかけとなるサイトを目指しています!