公共経営学科
現代ビジネス学部 公共経営学科

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「流域治水」を自分ごとに―4年生が「流域治水シンポジウムひろしま2026」に登壇

8月3日(月)、広島YMCA国際文化センターで開催された広島県主催「流域治水シンポジウムひろしま2026」に、公共経営学科4年の山根さんがパネリストとして登壇しました。
今回のテーマは、「みんなの力で水害に備え 地域の未来を守ろう」。
近年、全国各地で浸水被害が相次ぐなか、川とともに暮らしてきた広島で、これからどのように水害に備えていくのか。
シンポジウムは、横田知事による広島県の流域治水の取組についての概要説明から始まりました。


▶「川だけ」ではなく、「流域全体」で水害に備える

近年、気候変動の影響により、全国各地で水害が激甚化・頻発化するなか、これまでの河川整備だけではなく、河川の流域全体で水害に備える「流域治水」の取組が進められています。 「流域治水」とは、河川管理者だけでなく、国や県、市町、企業、地域住民など、流域に関わるさまざまな主体が協働し、流域全体で水害に強い地域づくりを進めていく考え方です。 水を安全に「流す」だけではなく、雨水を「貯める」、被害をできるだけ小さくする、そして私たち自身が水害リスクを知り、「備える」。 水害対策は、行政や専門家だけが行うものではなく、そこに暮らす私たち一人ひとりにも関わる取組へと広がっています。

▶水害を、多様な立場から考える

当日は、土木工学の専門家や気象予報士による講演をはじめ、平成30年7月豪雨災害を経験した呉市立天応学園の取組報告、保険・リスクマネジメントの立場からの事例紹介などが行われました。 さらに、中国地方整備局や広島県河川課など行政の立場も加わり、多様な立場から水害への備えや「流域治水」について考えました。 水害という一つの課題を、さまざまな立場から考えることそのものが、流域全体で水害に備える「流域治水」の考え方につながっています。

▶大学生・防災士として、専門家とともに考える

後半のパネルディスカッションでは、多様な分野の専門家や行政関係者が意見を交わすなか、現役大学生であり、防災士として活動を続けている山根さんもパネリストの一人として参加しました。
防災を「専門家や行政がするもの」で終わらせず、私たち一人ひとりが自分の暮らしに引き寄せて考えるためには、何が必要なのか。シンポジウムを終えて、山根さんは次のように振り返りました。

■山根さんのコメント
以前から「流域治水」という言葉は知っていましたが、今回のシンポジウムを通して、その具体的な考え方や実際の取組について学ぶことができました。専門家の皆様による講演に加え、実際に対策に携わっていらっしゃる方のお話を伺えたことも貴重な経験となりました。 防災というと、備蓄などの「特別な備え」を想像しがちですが、朝、天気予報を見て服装や持ち物を考えることも身近な防災の一つです。 「何をすればいいか分からない」という人も、まずは周りの人と防災について話してみる。そうした共助をきっかけに、一人ひとりが自分にできる備えを考えることが、防災につながると感じました。


▶防災を「特別なこと」にしない

防災は災害が起きたときだけ行う「特別なこと」ではありません。
大雨が予想されていれば、いつもより少し早く行動する。
自分の住む地域の水害リスクを知る。
家族や友人と「もし災害が起きたら」と話してみる。
そんな日常の小さな行動も、防災の第一歩です。 今回のシンポジウムで議論された「流域治水を自分ごとにする」という問いに対して、山根さんは、大学生・若者の視点から「まず身近なところから始める」という一つの答えを示してくれました。

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