研究室・ゼミ紹介
片山 惠子ゼミ
保健師活動における当事者や保健師の抱える課題や医療機関での看護師の抱える課題等に関連する研究を行います
人々の健康の保持増進や病気の予防・QOLの向上を目指した看護活動を行う保健師の資格取得を目指して学んでいる保健師養成課程学生が選択しているゼミの1つです。
学生たちは、看護学科での講義や、3年次後期の看護学臨地実習を行う中で興味を持ち、さらに追究してみたいと考えた課題を卒業研究テーマとして選んでいます。
保健師活動では、人々のライフサイクルでの、母子保健、学校保健、成人保健、産業保健、高齢者保健、精神保健、福祉保健など幅広い分野に関わっていきます。学生たちも幅広く公衆衛生看護学分野に興味を持ち、将来保健師として支援していく対象者の思いや保健師の支援について探究心を持ってテーマを選び、4年次の4月から11月まで、ゼミ担当教員から研究方法の指導を受けながら、卒業研究テーマについての文献検討の研究を行っています。
片山ゼミでは、2024年から、保健師養成課程学生だけでなく、看護師として就職する看護学生も翌年4月からの看護活動に活かすことを目指し、看護学臨地実習で体験した課題を元に患者や看護師の思いについて熱い探究心を持って文献検討研究に取り組んでいます。
卒業論文テーマ(例)
- 産後うつ病の母親に対する保健師の支援の現状と課題についての文献検討
- 10代で妊娠した女性の抱える問題と支援の現状についての文献検討
- 医療的ケアを必要とする児を持つ家族の思いとその家族に対する保健師の支援についての文献検討
- 特定保健指導における対象者の行動変容の困難感についての文献検討
- 個別避難計画の実用化に向けた取り組みの現状と課題についての文献検討
- 高齢者虐待に対応する地域包括支援センター等の職員が抱く困難感についての文献検討
- 不登校児を持つ母親の気持ちと支援方法に関する文献検討
- がん患者が治療と仕事の両立のために職場から受けている⽀援の現状と必要としている支援についての文献検討
- 過疎地域における訪問看護師の役割と課題についての⽂献検討
- 失語症をもつ患者とのコミュニケーションにおいて看護師が直面する困難と対応策についての文献検討
- 術後せん妄患者への身体拘束に対する看護師の思いと身体拘束を最小限にするための看護介入に関する文献検討
- 身体拘束を行うICU看護師の思いについての文献検討
津間 文子ゼミ
子育て支援、ダブルケア、周産期の実践、産後ケア、助産学教育
助産師は、社会的責任を担った専門職として認識されています。ゼミの学生は、看護学科の助産師養成課程に所属し、研究テーマとして女性の妊娠、出産、産褥の各期を通じてのサポート、助産師の責任において出産を円滑に進めるためのケア、 新生児および乳児のケア等の母子の支援を探求しています。
ゼミは、助産学実習期間中に開講されているため、分娩介助10例を達成することとゼミとの両立が必要です。これは、「産まれる」生命を待つ日々であり、ゼミ生は相互の協力と協調を通して助産学の知識・技術・態度の鍛錬を積み、まさに学園訓「柔しく剛く」を体現する経験となっています。私自身の研究テーマは子育て支援について研究を進めています。進展する少子高齢社会にあって女性の生涯の支援者には、次世代育成を育児のみでなく介護も視野に入れた「ダブルケア支援」が必要になると考えています。本学においての看護師・助産師を併せたカリキュラムでの学びが、助産観を培い、分娩介助技術を核とした助産実践の能力 (コンピテンシー)につながって欲しいと考えています。
卒業論文テーマ(例)
- 緊急帝王切開を体験した女性に必要とされる助産ケアに関する文献検討
- 産後のメンタルヘルス不調に対する産後ケアの重要性についての文献検討
- 子なしで不妊治療を終了した女性とそのパートナーの心理と助産師に求められる支援についての文献検討
- 外表奇形のある児の受容過程と助産師の支援の文献検討―妊娠期・産褥期の母親と父親に焦点をあててー
- 無痛分娩を選択する女性の背景と求められる助産師による支援に関する文献検討
山本 久美子ゼミ
「看護師の専門性と患者支援の質向上」を軸にしています
①患者への心理的支援(術前不安への看護介入)
②異文化看護支援(外国人患者へのケア)
③専門職としての成長とキャリア形成(高度実践看護師の能力発展)
という3つのテーマで研究に取り組んでいます。
手術室看護師の術前訪問に関する研究では、訪問を通して患者の不安が軽減し、患者が安心して手術を迎えられることが分かりました。外国人患者との関わりに関する研究では、看護師は言葉や文化の違いによる戸惑いや難しさを感じている一方で、通訳の活用や文化への理解を深めることで、外国人患者とのより良い関係づくりができることが示唆されました。さらに、高度実践看護師に求められる能力に関する研究では、臨床判断力やリーダーシップなどの力を高めることが、看護師自身のキャリア発展につながることが明らかになりました。これらを通して、看護師が専門的な力を伸ばしながら、患者一人ひとりに寄り添った看護を提供できるよう、学び続ける姿勢と支援体制の大切さが示唆されました。
卒業論文テーマ(例)
- 患者への心理的支援に関する文献検討
- 異文化看護支援に関する文献検討
- 専門職としての成長とキャリア形成に関する文献検討