研究室・ゼミ紹介
文学部 英語英米文学科

研究室・ゼミ紹介

青木 順子ゼミ

異文化コミュニケーション・異文化理解の分野を研究分野にする

本ゼミでは「現在の世界で起きている出来事」を「メディア」を使って考察し、「異文化理解」「異文化コミュニケーション」の分野を卒論のテーマにします。今起こっている世界の出来事や日本の出来事、社会で話題になっている現象に興味がある、または、コミュニケーションや文化という観点から物事を分析していくのに興味があるという人に向いているゼミです。
コミュニケーションの性質、異文化の出来事、日本文化の特徴、他文化との比較、知覚、自己、信念、価値観、言語と文化(良訳と誤訳の関係)、身振り言語、ヒーロー、ステレオタイプ、偏見、人種問題、戦争と平和、異文化コミュニケーション能力、そして、笑い、恐怖、プライド、悲しみ、憧れなどの異文化での感情について、多彩なメディア(新聞、本、雑誌、広告、漫画、歌、映画など)を使用して考察します。かなりの量の英字の記事も読み、多くの情報を得、それらについて考え、人々が直面している問題を理解することが出来るような英語力をつけていきます。世界の様々な出来事を理解する中で、最終的には、身につけた英語力を、自分は何のために、誰のために使いたいのか、そして使えるのかも考えてほしいです。

卒業論文テーマ(例)

  • A Study of Intercultural Communication: The Culture of Drag Queen         
  • A Study of Intercultural Communication: A valuable approach for the LGBTQ+ community.
  • A Study of Intercultural Communication: The World that COVID-19 Has Changed 
  • A Study of Intercultural Communication: The SDGs of the Fashion Industry       
  • A Study of Intercultural Communication: Poverty in the World
  • A Study of Intercultural Communication: The Influence of Kawaii Culture
  • A Study of Intercultural Communication: Culture of Makeup
  • A Study of Intercultural Communication: Analysis of Hospitality
  • A Study of Intercultural Communication: The Way to Realize ”No racism” Society

四方 朱子ゼミ

主に日英米の文学や文化を考察することで、自らにとっての「異文化」を自覚し、それらとどのように向き合うのかを模索する

このゼミでは、自分の抱いた興味や知識を、どのように他者に論理的に伝えるのかを、日本語と英語という2つの言語テクスト(文学や文化等を広く含みます)をベースに考察・分析し、最終的に卒論という形でまとめることを目指します。そのために、自分が深めたいと思う知識や興味をゼミで共有して、それをどのように論としてまとめ上げるのかを学んでいきます。
テーマは主に日英米の比較文学、特に近代から現代の日英米の文学や英米のドラマ・映画・アーティストなどを中心に、文学文化から時事問題に至るまで幅広く扱うゼミを行っています。
ゼミ生は、やってみたいことやアイデア(文学やドラマなどの範疇におさまらないものも大歓迎)を色々模索することを求められます。

卒業論文テーマ(例)

  • Change in the Image of Women: anan as a Women’s Magazine
  • The Social Mirror of Horror Films: Unraveling Cultural Landscapes
  • Maisie’s Awakening: A Study of Maisie’s “Observation” in What Maisie Knew
  • Gender Equality in the Context of Cheerleading: By Focusing on the Discrimination Against Male Cheerleading 
  • The Relationship Between Hawaii and Hiroshima: Immigrants Weaving a Resort Destination
  • Lookism in Japanese, U.S., and Korean Cultures: A Comparative Analysis Through Movies
  • Cultural Diversity Reflected in Food: A Study of Japanese and American Films
  • The Impact of Exaggeration and Irony in the Film Magnolia
  • Paris Fashion Week: The Role of Sustainability and Innovation

島 克也ゼミ

現代アメリカ文学研究

アメリカの小説・映画・アニメと、さまざまな国の小説・映画・アニメ・マンガを比較して研究するゼミです。まずは、さまざまなジャンルの映画を全員で視聴し、映画・小説・漫画・アニメなどの広い意味での文学作品の分析方法を学びます。次に、自分が一番好きな作品を一つ選び、その作品に関するさまざまな歴史的・社会的情報を収集して、他の学生とのディスカッションを経て、新たな学問的解釈を生み出します。次に、その作品と、時代・人物関係・テーマなどを共有するアメリカの小説・映画・アニメを探し、前回と同様に学術的な分析によって新たな解釈を生み出します。最後に、2つの作品を比較することで、歴史的差異・文化的差異・社会的差異を超えた共通点を見出し、学術的価値が高い卒業論文を作成します。
このゼミを通して、学生は「物語を分析する力」を身につけることができます。私達は、物語ではないものでさえ、物語として解釈してしまう生き物です。それゆえ、私達の世界は物語で溢れています。物語に触れた時、周囲の人とは違うところに着目し、ユニークな解釈ができれば、卒業後にオンリーワンの存在として活躍することができます。

卒業論文テーマ(例)

  • アニメ『となりのトトロ』と映画『イン・アメリカ』における、姉妹の関係に関する考察
  • アニメ『千と千尋の神隠し』と映画『ネバー・エンディング・ストーリー』における、経済状況と若者の生き方の関係に関する考察
  • 映画『プラダを着た悪魔』とアニメ『バケモノの子』における、師弟関係の考察
  • マンガ『進撃の巨人』と映画『Beast of No Nation』における少年兵に関する考察
  • 映画『美女と野獣』と映画『バービー』における、ルッキズムに関する考察
  • 映画『ロード・オブ・ザ・リング』と映画『ドリーム』における、戦時下の女性の役割に関する考察
  • 映画『アバター』と映画『ラスト・サムライ』における、外国人が異文化へ与える影響に関する考察

田多良 俊樹ゼミ

イギリス・アイルランド文学研究

イギリスやアイルランドの文学作品(特に小説)を研究するゼミです。まず、文学作品を精読し、物語の隅々まで注意深く読んでもなお残る「謎」を見つけ出します。次に、文学作品を歴史・社会・文化と関連付けることによって、この謎を読み解いていきます。
19世紀の小説『フランケンシュタイン』を例に取りましょう。この小説では、主人公フランケンシュタインが白人の死体をつなぎ合わせて人造人間を創り出すのですが、なぜかその肌は黄色く、髪は黒いのです。「黄色い肌」と「黒髪」は、白人ではなく、黄色人種を連想させます。この謎は、当時のイギリスがアジアを植民地化していたという歴史的背景と関連付けることによって解き明かすことができます。
卒業論文では、学生が自分自身で「謎」(卒論のテーマ)を発見し、参考文献を読んでこの謎を解くカギを探し出し、この謎の答えを作品解釈としてまとめていきます。その作業は、問題発見能力、リサーチスキル、問題解決能力といった社会で求めらえる力の鍛錬になります。また、このゼミでは卒業論文を必ず英語で書くことにしていますので、4年間の英語学習の集大成にもなります。

卒業論文テーマ(例)

  • 『ジギルとハイド』における同性愛
  • 『不思議の国のアリス』における少女愛
  • 「シャーロック・ホームズ」シリーズと「新しい女」
  • 『フランケンシュタイン』における疑似家族
  • 『ジェイン・エア』の主人公はなぜ「美人」でないのか
  • 『嵐が丘』とアイルランド
  • 『ドリアン・グレイの肖像』における女優の死が意味するもの
  • 『動物農場』におけるフェミニズム
  • 『二都物語』における編み物の象徴性
  • 『チャーリーとチョコレート工場』における歌詞の残酷性

松岡 博信ゼミ

映画の英会話表現におけるコミュニケーション研究

本ゼミでは映画の

  1. 日常的な生活の場面(例えば買い物や銀行)
  2. 様々な職域や観光・ビジネス旅行などにおける特定の場面(例えばホテルや空港)

で用いられる多様な表現のセット・フレーズ(決まり文句)を、自分が選んだ映画 DVDの英語字幕およびシナリオ本から広範囲に調査し、それらの機能について考察することを中心的課題とします。

ゼミの具体的目標は、

  1. 1年半の間に映画をできるだけ多く鑑賞し、その中の英会話の聞き取り練習を行って聴解力を養う
  2. 「依頼」や「感謝」など各種の表現パターンをできるだけ多く身につけ、それらに対する洞察を深める
  3. 自分自身の実践的英語コミュニケーション力を向上させることです。

また、英語圏の文化への興味関心を高め、それに関する知識(たとえば歴史的・宗教的背景)と造詣を深めることも併せて重要な目標とします。

ゼミの具体的進行について述べると、

  1. 3年後期・4年前期
    多くの映画(DVD)を鑑賞し、その中から英語コミュニケーション研究の対象として相応しいタイトルを各自が選びます。そして、選んだ映画の字幕やスクリプトから、色々な機能を持つ会話を抽出し、その会話の意味と機能をレジュメにまとめ、映画の内容解説とともに順番に発表して行きます。発表する際は、該当する映画のシーンを研究室のスクリーンに上映し、他のゼミ生と一緒に見ながら解説します。さらに、その Form(文のかたち)と機能の差異についての考察も行います。
  2. 4年後期
    収集した調査データとその分析および考察に基づき、卒業論文作成を進めます。論文執筆の手順や方策については、この時期には個別に特にきめ細かく指導します。

卒業論文テーマ(例)

  • A Study of Language Functions in Movies: With a Focus on “Asking for Help” and “Negotiating”
  • English Conversation in Movies: With a Focus on “Requesting Information”
  • A Study of Language Functions: With a Focus on Converting/Suggesting
  • A Study of Language Functions: With a Focus on Emotional Expression
  • A Study of Language Functions: With a Focus on Expressing Sentiments and Asking Favors
  • A Study of Language Functions in Movies: With a Focus on “Expressing Emotions”
  • The Functions of English Conversations in Movies: With a Focus on “How to Communicate Emotions”

三宅 英文ゼミ

テクスト分析

本ゼミでは、選択体系機能文法の概要を学び、それを応用してテクストがどのように構成されているのかを考察しています。テクストとは、一連の会話や物語、新聞記事など、ある目的を持つひとまとまりの文章のことです。選択体系機能文法は、ある意味を表すためにどのような表現の選択が可能かということをまとめた理論で、テクストがどのように組み立てられているのか、描写に取り入れられている名詞や動詞の関係はどのようになっているのか、話者や登場人物の人間関係や価値観がどのような形で示されているのかという3つの視点からテクストを見てゆく方法を教えてくれます。すると、テクストによってさまざまな特徴があることが分かるようになります。
たとえば、テクストの組み立てに注目して分析すると、物語文や説明文など、異なるジャンルのテクストでは用いられている言語資源が違うことが分かります。また、人間関係に注目すれば、映画の中で登場人物がどのような表現を用いて距離感の変化を表しているのかを学ぶこともできます。卒業論文では、自分が気になるテクストを選び、研究目標に対する自分なりの答えを見つけ、それをまとめてもらっています。

卒業論文テーマ(例)

  • Human Relations Reflected in August's Conversations with Other Students in Wonder
  • A Comparative Analysis between a Detailed and a Simplified Versions of Hansel and Grethel
  • Descriptive Differences of English Learning Materials Depending on their Purposes
  • Differences of Writing Styles between a Science Textbook and History Textbooks Used by Elementary School Students
  • Evaluative Expressions on the Rose in The Little Prince

山川 健一ゼミ

英語学習と英語教育について現代的視点から考える

このゼミでは英語学習と英語教育について多様なトピックを扱っており、将来英語教員を目指す方や自分の英語学習を見つめなおしたい方に適しています。例えば、世の中には多くの英語学習法や教材がありますが、どれが良いのでしょうか。そしてなぜそれが良いと言えるのでしょうか。英語学習に関わる様々な要因を理論的に解きほぐしながら考察していきます。また近年、英語教育にAIを応用する動きが広まっています。現在どのような教育方法が考案されているのでしょうか。AIを用いるデメリットはあるのでしょうか。
また、個人の英語学習にAIはどのように活用できるのでしょうか。実際にAI使いながら体験的に考察していきます。次に、少し大局的な視点から見てみましょう。英語は「国際語」であると多くの人は考えていますが、「英語が国際語」とはどういうことを意味しているのでしょうか。そして日本人である我々が「英語という外国語」を(AIの時代に)学ぶということは何を意味しているのでしょうか。様々な国や地域で使われている英語に触れることによって現代における英語の役割を知り、そこから自分と英語との「付き合い方」を考察していきます。

卒業論文テーマ(例)

  • A Study of Effective Instruction in EFL Reading: Focusing on Genres and Questions
  • A Comparative Study of English Grammar Books Published Abroad and in Japan: Toward Communicative Example Sentences
  • A Study of Task-Based Activities in Junior High School English Textbooks
  • A Study of Basic Verbs Used in Elementary and Junior High School English Textbooks
  • Applying Hofstede’s and Meyer’s Theories to Intercultural Communication in Non-Business Settings
  • The Impacts of Adopting English as the Corporate Official Language Policy in Japan
  • A Study of Online Study Abroad Programs
  • A Comparative Study of Complaints in Hotel Reviews Made by Japanese and Americans
  • A Linguistic Comparison of Japanese and American Jokes Using Grice’s Theory
  • Differences in the Act of Tasting Food Products Observed in Japanese and American Commercials