授業紹介
理工学部 生物科学科

授業紹介

植物学フィールドリサーチ

身近な自然を学びの場に変える

キャンパス周辺に自生する植物を採集し、大学でその特徴的な形態を観察します。植物がどのような生態学的・進化学的特徴を持ち、環境に適応してきたのか考察することで、生物多様性への理解を深めると同時に、フィールドワーク調査やデータ解析などの技術も学びます。

分子生物学実習

生命科学の進歩を支える技術を学ぶ

生命科学の進歩は、遺伝子工学の技術に支えられています。この授業では、大腸菌のゲノムDNAを使用し、遺伝子組み換えの基礎技法を学びます。微生物の取扱い、遺伝子増幅、DNA精製、制限酵素使用、プラスミド結合、形質転換など主要技術を取り扱います。

食香粧化学概論

生活を豊かにする食と美の科学

私たちの生活を支え、豊かなものにしてくれる食品や化粧品の多くは「生物資源」という共通の素材から作られています。この授業では、食品や香料・化粧品の加工技術と開発、タンパク質や酵素などの生物化学との関わりについて学びます。

食用作物学

栽培から食卓まで、一粒の物語

私たちの主食となる食用作物、イネやコムギ、トウモロコシの主要3大穀物、ダイズやサツマイモ、ジャガイモなどの食用作物を中心に、その形態や生態、栽培方法、利用法を学びます。さらに作物の生理生態を理解し、最適な栽培や品種選定の方法を考察します。

生物学倫理

生物学がもたらす恩恵と責任を学ぶ

ゲノム解析や遺伝子組み換えなどの先端技術の恩恵と潜在的リスクを考察します。「ヒトの生死」や「人間とは何か」など根源的な問いに触れながら、技術の進展が人や環境に与える影響とその倫理的配慮、科学者としての責任について学びます。

基礎生物学

学びの土台を築き上げる

大学での生物学は生体分子から生態環境まで網羅し、高校「生物」「化学」での学びが基盤となります。この授業は、高校で関連科目を履修していない学生と履修した学生の差をできるだけ小さくし、大学での専門科目に繋げるための基礎を学びます。

サスティナビリティ生物学

持続可能な社会における生物学の役割

現代社会では、食料や環境・資源問題など複雑に絡み合った課題に直面しており、これに応えるには生物学とSDGsの知識が欠かせません。本講義では持続性やレジリエンス、人間の幸福の観点から生物学が持続可能な社会にどう寄与するか考えます。

バイオビジネス実践論

ビジネスの現場から学びの意義を考える

生物学の知識は農林水産や食品産業など広く活用されています。この授業では、生物学と関わりの深いビジネスの第一線で活躍するゲストを迎え、先進事例やトレンドを学び、大学で生物学を学ぶ意義や将来の職業選択への繋がりを考察します。

協働プロジェクトⅠ

社会を豊かにする創造力と実践力を磨く

農林漁業や食品産業、都道府県や市町村の職員、協同組合の職員、学内外の研究機関等との協働を想定したプロジェクト型学修により、学生主体で課題解決・企画提案などに挑戦します。専門知識をもとにした実践力・創造力を磨くとともに、社会で活躍するための協働力を高めます。

植物の多様性と進化

植物が生き抜く秘密に迫る

植物は発芽した場所から動くことが出来ないため、その場で生き抜くために進化する必要があります。この授業では、植物が光、水、土壌の養分をどう利用し、近くの植物や昆虫、病気、共生微生物とどう関わっているのか学びます。

昆虫学

昆虫を通して、自然界の不思議に触れる

昆虫は驚異的な種類と総重量で地球上に存在し、ヒトとは全く異なる進化の過程をたどり、自然界で繁栄しました。この授業では、昆虫が持つ特別な適応能力、生体機能や生態など広範な知識を学び、これらを通して環境共生とは何か、考えていきます。

発酵工学

発酵から食中毒まで、微生物の役割を学ぶ

微生物は発酵醸造食品の製造現場で活躍する一方、重篤な食中毒を引き起こす等、疾病の原因ともなります。この授業では、食品製造・加工や品質管理における有用な微生物と有害微生物および、発酵食品製造における食品保存や危害微生物の制御方法について学びます。また、有用物質の効率的生産反応系としてのバイオリアクターについて、工学的視点からも学びます。

花卉園芸科学

花卉、生活を彩る自然のアート

花卉(観賞用植物)は、視覚や嗅覚を通して人間生活に潤いを与え、さらには文化的側面でも現代社会において重要な役割を担っています。この授業では、花卉が持つ特色やその役割、現状、さらには分類や繁殖の方法、成長とその制御技術について学びます。

バイオインフォマティクス

データで読み解く、生命の謎

近年、ビッグデータ解析やAIなどの飛躍的進化、解析機器の開発・普及など情報技術の進展は、生命科学の分野においても重要な役割を果たしています。この授業では、生命科学における情報処理技術の利用と今後の可能性について探求します。

醸造科学

伝統の知と最新技術、醸造の世界

醸造は、微生物の代謝を利用して、付加価値を生み出す人類の生活と密接な技術です。本授業では、醸造の理解に必要な基礎から応用までの幅広い知識について学び酒類の製造法、原料および醸造微生物、醸造微生物の分類、代謝と発酵生化学について学び、これまでに開発されてきた醸造用微生物の育種や付加価値向上における役割等、次世代の発酵技術についても学びます。

バイオマス利用論

温暖化対策の切り札、バイオマスの可能性

20世紀の繁栄は化石資源によるものでしたが、その結果、地球温暖化が進んでいます。再生可能資源であるバイオマスの活用は、低炭素社会への鍵となります。この授業では、植物バイオマスの特性や利用法、特にバイオマス素材への変換技術とその応用分野について学びます。