安田女子大学に進学した理由は?
幼い頃から工作が好きで、漠然とデザインの仕事に興味がありました。高校生のときにアルヴァ·アアルトの住宅図集に出合い、北欧の自然を取り込んだ温かい住まいに惹かれ、建築設計を志すようになりました。一方で理系科目に不安があったため、文系科目で受験できる安田女子大学を知り進学を決めました。美しい学修環境で学べることも大きな魅力で、この大学で建築を学びたいと思いました。
現在の仕事内容と、やりがいを感じるのはどんなこと?
組織設計事務所で、主に学校建築を担当するチームに所属しています。現在は公立学校や児童館の設計に携わり、デザイン検討から図面作成、行政との調整まで幅広い業務を行っています。学校建築は法律や条例による制約が多いからこそ、限られた条件の中で最適な答えを探す面白さがあります。生徒の新しい活動が生まれるような空間を提案し、それが採用されたときに大きなやりがいを感じます。
就職先を選んだ理由は?
大学院でPFIによる公共建築の設計·運営·維持管理を研究する中で、建物をつくるだけでなく、街で暮らす人々の豊かな未来を思い描き、プロジェクト全体をマネジメントする力が設計者には必要だと感じました。就職活動では会社訪問を重ねる中で、丁寧なデザインリサーチや関係者との協働を重視し、より良いデザインを追求している姿勢に強く共感し、この会社で働きたいと思い、現在の就職先を選びました。
今後の目標や挑戦してみたいことは?
学校はこれから、子どもだけの場所ではなく、教職員や地域の人々も関わる多様な学びと交流の拠点へと変わっていくと感じています。そうした新しい学校像に応えられる設計力や提案力を高めたいです。また、学生時代に取り組んでいた地域活動にも再び関わり、仕事とプライベートの両面から地域に根ざす建築のあり方を深めることにも挑戦したいです。
高校生に向けたメッセージ
大学の授業は「自分で考え、つくり、伝える」実践的なものが多く、加えて学外の設計競技などに挑戦する機会にも恵まれています。私自身、学生時代に沢山考えて表現した作品に共感や評価をしてもらえた時の経験が、確実に今の自分につながっていると感じます。ぜひ失敗を恐れず、自由に貪欲にチャレンジしてみてください。大学生活を通じて、一生携わってみたいと思える「好き」に出会えることを願っております。