心理学科２年次を対象に開講している授業科目「心理学基礎演習Ⅱ」についてご紹介します。この授業では、質問用紙を用いた調査の基本的事項について学び、学内でのフィールドワークを通して調査の手続きを実践的に習得することを目標としています。フィールドワークの内容は、大学・短大事務局の各部署における課題を調査し、学生ならではの視点で改善案を検討するというものです。フィールドワークの成果は最後にグループ発表という形で学内関係者に披露されます。

　今回は大学・短大事務局の学長室について調査した学生グループの取組について紹介します。
　まず、心理学科の学生達は学長室職員へのインタビューを通して、学長室の担当業務の１つである広報の充実を今回の課題として設定しました。

　安田女子大学を受験した理由や高校時代に印象に残った広報、大学のテレビＣＭやホームページ等に関して、本学の学生を対象に調査し、効果的な広報をするために自分たちにできることはないか検討。その結果、グループは「高校生にとって魅力的な大学生活に関する情報をより多く発信してはどうか？」という提案を行い、学内のベーカリー＆カフェ「サンエトワール」を取材し、記事を作成しました。（作成記事については後程ご紹介）

　また、別のグループは他大学の学生40名以上に自分の大学の魅力、他大学の羨ましいと感じる点についてインタビューを実施。質問用紙では知ることのできない、より詳しい情報を集めることで、本学の魅力を客観的に再発見し、外部に発信するという提案をしました。

　「心理学基礎演習Ⅱ」は学内フィールドワークを通して実践的に調査の手続きを学ぶとともに、グループにおいて学生同士で話し合い、発表内容をまとめていく過程も重要です。
　グループ発表の際には、各部署を調査した学生達がグループごとに競い合い、オリジナリティ溢れる改善案を発表しました。

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▼学生作成の記事