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「ひろしま建築学生チャレンジコンペ2018」にて本学学生が最優秀賞を受賞(2年連続受賞)

2018.11.13

生活デザイン学科の3年生、白須颯樹さんと澤井遥香さんが「ひろしま建築学生チャレンジコンペ2018」(広島県主催)において、全国の大学生・大学院生の応募57作品の中から最優秀賞を受賞しました。2017年の優秀賞に続き、2年連続の受賞になります。

作品名は「景観を愉しむトイレ」。11月4日に広島県立美術館にて最終審査に選出された6選による公開審査が行われ、審査委員長の東京大学大学院教授で建築家の千葉学先生他、審査員5名の先生から高い評価を頂きました。

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白須颯樹さんと澤井遙香さんの受賞のことば

今回、全国規模で行われている「ひろしま建築学生チャレンジコンペ」で最優秀賞を頂き大変光栄に思います。
実施コンペということもあり、普段の設計製図の授業では意識していない、構造や、設備、環境面へ配慮する必要があったため、製作期間を通して、様々な知識を得ることができました。多くの条件がある中での設計は、試行錯誤の繰り返しでしたが、作品が完成したときは、大きな達成感を味わえました。指導教官である、藤本和男教授、山田俊亮助教をはじめ、支えてくださった皆様に心より、感謝いたします。
これから、実際に施工監理をしていく立場となり、今まで以上に多くの困難にぶつかり、また責任を伴いますが、精一杯の努力をして、訪れる人の心に残る建築を作っていきたいと思っています。


計画要旨と推薦のことば(藤本和男・山田俊亮)

本コンペは、広島県尾道市の向島にある瀬戸内海国立公園高見山公園展望台駐車場のなかの景観の美しい敷地に計画されました。コンペの課題は絶景展望台に「あって良かった」以上のトイレです。
こうした課題に対して、白須颯樹と澤井遥香の作品は、これまで見捨てられていた潜在的な敷地の魅力が再発見できるトイレを計画しています。トイレにかかる切妻屋根を通して、その向こうに拡がる素晴らしい景観を愉しみながらアプローチができるトイレです。その先に見えるのは絶景だけでなく、バードウオッチングなど新しい発見があるかもしれません。
また、女性目線でのトイレの計画は、これまでには無かった発想でトイレの環境を大きく変える可能性があります。本案では公衆トイレを女性目線ならではの安心感や心地良さを、「細やかな気配りを追求した発想と斬新なアイデア」で計画しています。女性の感性を生かしたモノづくりを通して、女性だからこそ気がつく「あったらいいな」にこだわっている作品です。


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作品概要パネル 「景観を愉しむトイレ」

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