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文学部 英語英米文学科 3専攻制を導入

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 2018年度から英語英米文学科では、「英語文化専攻」「英語教育専攻」「通訳専攻」の3専攻制を導入します。学生は2年次から、希望する進路に応じて3つの専攻に分かれ、各専攻の目的に沿った専門教育科目を重点的に履修していきます。これにより、グローバルな視点からものごとを柔軟に判断するための専門的知識を身につけることができます。
 英語英米文学科では、英語による授業とSTAYS(アメリカもしくはカナダでの派遣6ヵ月留学)を中心として、英語運用能力の向上を達成してきました。今回の3専攻制導入によって、英語圏の文化や社会に関する理解をさらに深めて、知識とスキルを兼ね備えた人材を育成していきます。

入学後に選ぶ3つの専攻

 1年次では、豊かな人間性と幅広い教養および基礎的英語力を醸成しながら、2年次に向けて進路を定めます。2年次からは3専攻に分かれ、各専攻の目的達成のための履修モデルに沿って授業を展開します。また、授業科目の教育目標に照らして、講義、演習及び実習等を適切に組み合わせて実施しますが、それらの教育課程は、基礎から発展へと順次性を持って系統的に実施されます。

<1年次> 基礎領域
 ●英語基礎技能科目の徹底指導
●スタディ・スキルズの育成  
<2年次前期> 3専攻選択
<2年次後期> STAYS
英語文化専攻 英語圏の文化・文学を総合的に学修・研究する
英語教育専攻 言語の特性・体系を学修し英語科教員を養成する
通訳専攻 徹底した英語力強化を図り通訳技能を修得する
<2年次~4年次> 発展領域
●高度な英語運用能力とともに専門性の強化を図る


英語文化専攻

 現代及び近代の英語圏の文化・文学を総合的に学習・研究します。専門教育科目では、英語で書かれた文学作品を学術的に分析する知識及び方法論を学び、異文化を深く理解すると同時に自国の文化を相対化できる能力を身につけ、英語運用能力の向上につなげます。このようにして、本専攻では、幅広い業種・職種で活躍できる人材を育成していきます。

英語教育専攻

 英語及び言語一般の特性や体系を学修・研究して英語教育などへ応用する方法を探索します。専門教育科目では、言語習得や英語教育の理論を学ぶとともに、模擬授業などを繰り返すことで教育実践能力を向上させていきます。このようにして、本専攻では、効果的な英語教育を行うための知識と能力を兼ね備えた優れた英語教員を育成していきます。

通訳専攻

 徹底した英語運用能力の強化を図り、逐次通訳、同時通訳の基礎となる技能を習得します。専門教育科目では、主にビジネス現場での日英語双方の運用を想定しながら、実務に必要な知識と技能の習得をめざします。同時通訳訓練システムを導入したCALL教室で、少数精鋭の訓練を行います。このようにして、本専攻では、通訳や翻訳を業務の一環として行うに十分な英語力を身につけた人材を育成していきます。

取得できる免許・資格

 3専攻とも、所定の単位を修得すれば、以下の免許・資格を取得することができます。

  • 高等学校教諭一種免許状(英語)
  • 中学校教諭一種免許状(英語)
  • 学校図書館司書教諭資格
  • 日本語教員資格
  • ・組み合わせにより取得できない場合があります。
    ・上記掲載の教員免許状については2018年度現在の情報です。
    ・上記掲載の資格については2019年度入学生向けの情報です。

関連リンク:2019年度以降の入学生における「教職課程」について