心理学科3年生対象の「コミュニケーション心理学」（担当：西村聡生先生）をお訪ねしました。この回の授業では、人と人のコミュニケーションの基となる、他人の気持ちを理解するための共感や模倣に関わる脳の活動についてお話をされていました。他人の行動を観察した時に、自分自身でその行動を行った時に生じるのと同じような活動が脳内で観察されるのだそうです。授業ではこの「ミラーニューロン」の活動について、鮮明で美しい画像を使いながら、とてもわかりやすく説明されていました。受講生からは、「ミラーニューロンの発見は偶然だったということに驚きました」「私たちは脳のしくみとして、人に共感できるようになっているんだなと思いました」といった感想が聞かれました。

西村聡生先生です。

実験の様子も写真を使ってわかりやすくお話してくださいました。