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薬学科の研究論文が国際学術誌の表紙を飾りました!

2019.04.15

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本学薬学科 分子細胞生物学分野(瀬山教授、久保講師)、合成化学分野(西村講師)、遺伝子化学分野(赤木教授、羽鳥講師)による共同研究成果「Antitumor effect of palmitic acid-conjugated DsiRNA for colon cancer in a mouse subcutaneous tumor model」が、「Chemical Biology & Drug Design」誌の2019年4月号の表紙を飾りました。本研究テーマについては2016年にも発表論文が同学術誌の表紙とEditor's choiceに選ばれており、今回は2度目の表紙掲載となります。

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Kubo T, Nishimura Y, Hatori Y, et al. Chem Biol Drug Des., 93, 570-581 (2019)

Kubo T, Yanagihara K, Seyama T. Chem Biol Drug Des., 87, 811-823 (2016)

本論文では、核酸を用いた遺伝子医薬において、大きな課題となっている薬物導入効率の問題を解決する為、脂質修飾型の核酸を独自の手法で開発し、実際に優れた抗がん作用があることを動物モデルで確認しました。脂質修飾型核酸は、次世代型遺伝子医薬としてがんなどの難治性疾患の治療に応用されていくことが期待されます。なお、本研究は国立がん研究センター、広島大学との共同研究成果でもあります。