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授業科目「実用英文法Ⅰ・Ⅱ」の紹介

2016.07.11

  • 学科紹介

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(Quizを解答中です)



「実用英語Ⅰ」(1年生前期)では,数ある文法項目の中で,文構造(さまざまな動詞と文型),時制と相(現在時制,過去時制,完了相,進行相,未来を表す表現),動名詞と不定詞(特に動詞による目的語の形式の違い)を主に取り扱っています。
英語を話したり書いたりするのには,積極的な態度が必要で,英文法は必要ないと言う人がいますが,英語を専門的に勉強している英語英米文学科の学生諸君には,より自然な英語を話したり,正しい英語を書くことが求められています。
授業で使用している教科書の1つは,次のケンブリッジ大学が出版している Grammar in use Intermediate, Third Edition (2009) です。

  • eibun20160711_01.jpg(Grammar in Use )


この本は,世界中の多く大学や語学学校で採用されていますが,解説も問題指示文もすべて英語で書かれています。学生諸君も,最初は,英語での説明に少し戸惑いがあったようですが,英語での説明の方がかえってわかりやすいことも多いようです。
たとえば,最近取り挙げた will と(be) going to の使用法の違いを扱った時の説明に(Grammar in Use, p. 44 )次のようなものがあります。

Will ('ll): We use will when we decide to do something at the time of speaking.
The speaker has not decided before.

(be) going to: We use (be) going to when we have already decided to do something.

さて,電話のベルが突然鳴り出した時に,I'll answer it. と I'm going to answer it. のどちらの表現を使用した方がよいか,皆さんはすでにお分かりですよね。答えは前者です。
英語英米文学科の学生は,2年生の後期に,全員が北米留学に参加します。留学中の授業でも文法項目が扱われることがあります。留学前から,英文法を英語で理解することに慣れてもらいたいと思っています。

担当教員:高口 圭轉