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中国少数民族の消滅危機言語の調査に行ってきました

2017.10.11

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本学日本文学科宮岸哲也准教授は、中国の少数民族であるゾゾ人の言語を調査しています。ゾゾ人は、ミャンマーとの国境附近にある中国雲南省蘭坪自治州の険しい渓谷に住む3000人程度の少数民族です。
この言語は、「いる/ある」のように存在動詞を生物と無生物で使い分けたり、「~てあげる/くれる」のような授与動詞表現を発達させたりしていて、日本語にも少し似ています。この言語は消滅の危機にあり、今のうちに詳細に記録しておくことは、言語全般の研究ばかりでなく、日本語の研究にとっても重要なことです。
画像は、ゾゾ人のご年配の女性です。山の急斜面で重い荷物を背負って運んでいるところです。

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