• 学科ニュース

公開講座をふくやま文学館で開催します

2016.09.16

  • 学科イベント

例年、ふくやま文学館で開催しております日本文学科講座を今年も開催します。皆さまのお越しをお待ちしております。

「文学の謎」
今回は「文学と謎」というテーマで、皆様に文学に一層興味を持っていただく講座を開きます。文学作品に私たちが引き込まれるのは、その作品の登場人物や背景に秘められた「謎」があるからで、その謎解きにこそ読書の面白さがあると思います。しかし、謎は作品の中だけにとどまりません。その作品が、どのようにして生まれたのかも、あらためて考えてみると不思議に思うのではないでしょうか。このような文学の謎を皆さんと一緒に考える二回の講座です。

◎日時・講座内容
◇第1回 平成28年11月26日(土)13:30~15:30
宮本輝「錦繍」の謎 藤村猛教授

宮本輝の「錦繍」は、元夫婦の有馬と亜紀の離婚後(10年後)の、手紙のやり取りで成り立っています。この作品には、様々の謎があります。その1つに、有馬と由佳子との無理心中があります。なぜ由加子は、有馬を殺そうとしたのでしょうか。そして、それに対する有馬の反応は?皆さんと作品本文を読み解いて、有馬と由加子のみならず、その他の謎も考えていきたいと思います。

◇第2回 平成28年12月3日(土)13:30~15:30
ミステリー小説の謎 吉目木晴彦教授(芥川賞受賞作家)

最も人気が高い小説ジャンルとは何か?それはおそらくミステリー小説でしょう。現在なら東野圭吾や宮部みゆき、昭和後半には松本清張、前半には江戸川乱歩・・・・膨大な読者を生み出してきたジャンル。しかし不思議なことに、この人気分野が誰の手によって始められ、どのように確立されて来たのか、ほとんどの人は知りません。今回は謎のミステリー小説の歩みについて、お話ししたいと思います。

◎会場 ふくやま文学館研修室(福山市丸之内1-9-9)
◎対象 一般の方・大学生・高校生
◎募集人数 40名
 (先着順 定員になり次第締め切らせていただきます)
◎受講料 一般の方:各回500円 大学生・高校生:無料
◎申し込み方法 ハガキに①~⑤を明記し、下記申し込み先へ郵送してください。
 ①郵便番号 ②住所 ③氏名(ふりがな)④電話番号 ⑤参加日
 1枚のハガキで複数名申し込み可。ただし、①~⑤は全員分記入してください。
◎申し込み締切日 11月18日(金)必着
◎申し込み先 安田女子大学文学部 日本文学科事務室 公開講座係
 〒731-0153 広島市安佐南区安東6-13-1
 電話082-878-9172 (日本文学科事務室直通)

詳細はこちら