• 学科ニュース

今年度最初の教育実践交流会を開催しました

2019.05.20

  • 学科イベント

5月18日(土)、今年度最初の、通算では第5回の、日本文学科教育実践交流会を開催しました。

この会は、日本文学科・書道学科の卒業生で現在学校で教鞭をとっておられるみなさんと在学生とが交流するものです。
今回は卒業生(現役教員)11名、学部生2名、教職員1名、計14名が参加しました。

◇内容
1 参加者の近況報告と意見交換

2 実践発表

前田彰子(米子市立加茂中学校、1999年日文卒)
「絵本を分析して伝えよう―自分の考えを深めたり広げたりしよう―(中学2年)」

単元学習の実践事例を紹介していただきました。
①生徒に学習の見通しを持たせること。
②学習材の開発(敷居は低く、奥行きは深く)
③学習の手引き(分析の観点、表現例、文章展開例)
④交流・発表のあり方
⑤複数のワークシート準備と生徒による選択
⑥リーディングワークショップ式の学習環境
などについて、学び合いました。

3 ワークショップ

田中宏幸(本学教授)
「説明文の学習指導―『オオカミを見る目』(東書1年)―」

中学校1年生用説明文教材における、表を用いた内容整理のあり方、文章構成のとらえ方などについて話し合いました。

4 その他

(1)エッセイ紹介
小松愛子
「「あ」じゃなく「お」」(「わたし遺産」第6回大賞受賞作)2019.5.

(2)論文紹介
田中宏幸
「高等学校「国語表現」の授業をどう考えるか―学習指導計画の作成と評価―」(『日本語学』2019年5月号)

次回は、2019年8月24日(土)15:00~ (本学8203教室)を予定しています。

  • nichibun20190520_01.jpg
  • nichibun20190520_02.jpg